吉田神社の秋季例大祭が開催され、今年はひたちなか市の那珂湊漁港まで出向いて、なんと200年ぶりに田所磯神事が行われました。
吉田神社は御祭神を日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とし、尊が東夷平定の帰途、常陸を過ぎて兵をこの地朝日山(三角山)に留めて憩わせた故事を以って創建されと言われています。
まさに、神話の時代が今に息づいているもので、那珂川を上って那珂湊漁港まで船で移動し、たくさんの山車や神輿まで那珂湊に集結した様子は、まるで歴史絵巻を現代に再現するものでした。
田所磯神事は滑川久美雄宮司のもと、元の田所悠紀男宮司が参加されて、厳かな神事となり、巫女の舞も優雅でした。加藤高蔵 会長をはじめとする氏子総代の皆さま、山車や神輿の渡御に携わった皆さまのご尽力に敬意を表します。
(田所磯神事が200年ぶりに行われるというのであるから、私としては更に興味が湧きました。因みに、田所という姓は、神社に使える者や、古代からの地名・職名に由来し、苗字の少なかった時代から存在するようです。)



