下水道事業促進全国大会が開催されました。

 下水道は快適な生活環境の確保、公共用水域の水質保全及び浸水の防除を行う社会インフラとして重要な役割を担っています。  

 また、近年では、グリーン社会の実現に向けて、循環型社会や脱炭素社会への貢献といった役割も期待されています。

 令和3年度からは、下水道による流域治水対策、地震対策、老朽化対策が盛り込まれた「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」が進められており、激甚化・頻発化する自然災害や増大する老朽化施設への対策が講じられています。

 さらに、新型コロナウイルス感染症流行下における公衆衛生に対する意識の高まりを踏まえ、広域化・共同化、デジタルトランスフォーメーションやPPP/PFIの推進などにより、下水道事業を安定的かつ効率的に運営する必要があります。

 持続可能な下水道事業の運営に必要な諸施策を実施するためには、事業執行に必要な財源を確保するとともに、課題解決に向けた既存制度の拡充及び新制度の創設が不可欠です。あわせて、下水道事業の重要な財源となる地方債制度の充実、地方交付税措置についても確実に実施されることが必要です。

 財源の確保と必要な制度の整備に向けて力を尽くします。