東大寺南大門は鹿を間近で撮影できる好スポット ~まほろばの国~奈良探訪記 11 | 太田忠の縦横無尽

東大寺南大門は鹿を間近で撮影できる好スポット ~まほろばの国~奈良探訪記 11

2020年最後のブログ。今年もありがとうございました。

 

2020年11月25日(水)午前8時15分の東大寺南大門前

 

東大寺南大門の正面からの写真。早朝であることに加えて、新型コロナによる訪日客激減の影響を受け、このような閑散とした風景に出くわした。この先が大仏殿であるため、おそらく奈良公園内でも最も賑わいを見せる場所である。

 

普段なら平日の昼間であっても、こんな感じになる。

 

2019年5月6日(月)午後12時15分の東大寺南大門前

 

観光客に鹿せんべいをもらったり、おねだりしている鹿たちがたくさんいるのがわかる。そう、この場所は奈良公園内の中でも一番、人に慣れている人懐こい鹿たちがいる場所だ。

 

鹿を近くで撮るために鹿せんべいをあげようものなら、一気に鹿たちがやってきて写真を撮るどころではなく、「逃げろ~」になってしまう。

 

だが、この場所は鹿せんべいなしに鹿たちを間近で撮影できるポイントだ。昼間はたくさんの人がいるのでいい写真はとれないが、早朝なら人影を入れることなく写真が撮れる。

 

かわいい親子①…いいショットです!

 

かわいい親子②…こちらもいいショット!

 

至近距離から撮ったショット

 

びっくりするほど近い。3枚目の写真などはもう1メートル以内の距離だ。全く嫌がる気配も見せず、何枚も写真を撮らせてくれた。ありがとう。

 

ところで、南大門についてである。

高さが25メートルもあり、山門としては日本最大級で国宝に指定されている。建設されたのは奈良時代だが、平安中期に台風の被害を受けて倒壊。それから200年以上経過した鎌倉時代の1199年に再建された。

 

山門の両サイドに日本人なら誰もが知っている金剛力士像がある。阿吽(あうん)の一対で、左側に阿形像、右側に吽形像。運慶が指揮を取り、快慶らが彫り上げたもので、山門が完成した後の1203年にわずか69日間の製作日数で造り上げられたことが像の解体調査によって明らかになっている。

 

阿形像(左側):口を開いているので「あ」

 

吽形像(右側):口を閉じているので「うん」

 

やっぱり間近で見るとすごい迫力だ。阿吽はそれぞれ、この世の始まりと終わりを現したものだそうだ。

 

さて、いよいよ南大門を抜けて、大仏殿へ向かおう。

 

南大門の向こうに大仏殿が見える…

 

南大門を抜けて大仏殿へ

 

太田忠の縦横無尽 2020.12.31

『東大寺南大門は鹿を間近で撮影できる好スポット ~まほろばの国~奈良探訪記 11』

 

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