2011年4月のモデルポートフォリオのパフォーマンス
いよいよ今年も1/3が終了した。
4月の太田忠投資評価研究所のインターネットによる個人投資家向け投資講座の「投資実践コース」 におけるモデルポートフォリオのパフォーマンスは+1.5%となり、累計パフォーマンスは+46.1%。2011年の年初来では+6.3%となった。3月は-2.1%と非常に厳しかったが、4月の挽回によって2月末の最高値+47.2%に再度肉薄しつつある。
米国市場はNYダウが08/5/20以来2年11か月ぶりの高値、ナスダックが00/12/12以来10年4か月ぶりの高値で4月のマーケットを終えた。日本市場は戻りを試す展開となったものの、4月は日経平均が9600円を挟んで小動きとなった。米国市場の高値更新、東北地方でのライフラインの復旧や工場の稼働開始、原発事故の小康状態などの外部環境の好転によって本来ならば株価の戻りが期待されるところであるが、1ドル81円台まで進んだ円高が終始上値を抑えた。ただし、4月の第5週目において日経平均は震災以来の高値をからくも更新した。
つい最近までは「ポジティブな要素があまりない中でのテクニカルなリバウンドはその後往々にしてだらだらとした下げが続くことが多い」という見方をしていたのだが、弱気一辺倒からは脱却しつつある。今後の新たな相場の流れを読むべき局面に入った。
太田忠の縦横無尽 2010.4.30
『2011年4月のモデルポートフォリオのパフォーマンス』