チャッピーがうさぎに変身したらおたふくかぜになった | 太田忠の縦横無尽

チャッピーがうさぎに変身したらおたふくかぜになった

あけましておめでとうございます ―


太田忠の縦横無尽-うさぎチャッピー1

もはや、新年の気分も完全に抜けてしまう頃となったが、今年の我が家の年賀状を飾ったのはこの写真である。トイ・プードルがうさぎの被り物を着せられてポーズを取っている。


昨年の暮れに、「我が家に新しい家族ができました」と妻が年賀状用にチャッピーの写真を一所懸命撮っていた1枚がこれだ。子供ができると、とにかくかわいいから他人に見せたくてしょうがない、という親バカの気分と全く同じで真剣そうだった。いろんな場所で長時間ポーズを取らされて、最後にはチャッピーの鼻と肉球から脂汗が出てしまうほどだった。かわいそうに…。


ただこの類の親バカぶりもあまり度が過ぎると考え物だ。なぜならば、他人にとって人の子は別にそんなにかわいいわけではなく、同じ気持ちを過剰に押し付けられてもうんざりするだけである。当人が全くそれに気づいていない、というのが「嫌がられる」ポイントであり…とまあ、ここまでにしよう。でも、犬だったら特段そこまで思われないか、ということで大量のチャッピー年賀状が発送された。


そもそもプードルは耳が大きいため、その耳を覆うようなうさぎの耳にあらず、顔がそのまま露出している写真になってしまっている。うさぎの耳は申し訳程度にしかついていない。


実は、最初はこの写真を使う予定ではなく、妻は全く別の写真を使おうとしていた。


「ねえ、これいいでしょう」

と妻に見せられた写真を見て、私は絶句。


「え、これ? うーん。こりゃまるで、ひどいおたふくかぜをひいて包帯を巻いているようにしか見えないけど」


「おたふく? ひ、ひどい」

と私の返答にすっかり落胆して、差し替えられたのである。


こちらがオリジナル写真の「おたふくチャッピー」である。


太田忠の縦横無尽-うさぎチャッピー3


太田忠の縦横無尽:2011.1.27

『チャッピーがうさぎに変身したらおたふくかぜになった』

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