今年こそ、資産運用力の向上で人生を上方修正しよう
1/7の朝に七草粥を食べ、今年も第1週目が早くも終了。
日経平均が昨年の11/18に1万円を回復した後は、なかなか上値が重い展開が続いたものの、今週になってようやく10500円を奪回した。相場全体の上昇ペースが鈍る中、本来の健全なマーケットで見られる個別銘柄物色の動きが活発化しており、「出遅れ株」「小型株」「テーマ株」「低位株」の4つのフィールドが熱くなっている。
弊社のモデルポートフォリオは昨年秋よりこうした銘柄群を重点的に保有しているため、今週もすこぶる調子が良く、今週末での累計パフォーマンスは+41.1%(昨年末は+37.5%だった)とさらに運用資産が積み上がっている状況である。
毎年、年が改まると、弊社の個人投資家向け投資講座 の入会が増える。やはり新年を迎えると金融資産の活用方法について真剣に考える人たちが多くなるためだろう。
最近、嬉しいのは投資基礎講座で学ぶ人たちの裾野が広がっていることだ。女性の入会者が増えており、しかも「主婦」の入会者がぽつぽつと出てきている。
投資経験はあるものの、単なる見よう見まねで取り組んできたため基礎がまるでなっておらず、投資の成果が上がらない。なぜうまくいかないのかも不明瞭で、暖簾に腕押し状況から脱却したい ― というのが平均像である。
今週もそのような人たちが入会してきた。投資基礎講座 はそのようなニーズには打ってつけであり、日本の個人投資家に最も欠けている「リスク管理」を学ぶことができる。損失とは無縁の投資家になることは長期投資では欠かせない。
モデルポートフォリオを提供しているワンランク上の「投資実践コース」 の会員は、資産運用への取り組み意欲が非常に強く、かつ金融資産も十分ある人たちが中心で、こちらが何も言わなくてもちゃんとやるので心配はしていない。新規入会者も全く同じ属性の人たちである。
ところが、「投資基礎講座」の卒業生が引き続き「投資実践コース」を受講するケースが最近増えている。着実にステップアップして本物の手法で資産運用に取り組もうという姿勢を見るにつけ、こちらもとても喜ばしい。
ところで、日本政府のやることなすこと、ますます悪い方向へ進んでいる。メディアが報じている以上にその劣化度合は激しいと私は考えている。国民に負担増ばかりを求める一方で、福祉不全、医療制度崩壊、年金制度崩壊の姿がますます鮮明になってきている。さらに、間違った理屈で「お金」のばらまきを始めたため、国民のパラサイト化は進む一方である。国力がどんどん弱体化している。
まあそんなことを言っていても、国は容易には変わらない。あと20年、30年もすれば大変な世の中になっていると思う。そういう時代に頼れるのは自分しかいない。だから、きちんと今から準備しておこう。
「今年こそ、資産運用力の向上で人生を上方修正しよう」というメッセージをブログの読者の方々にも差し上げよう。
自分の金融資産について、きちんと考えていますか?
太田忠の縦横無尽 2010.1.8
『今年こそ、資産運用力の向上で人生を上方修正しよう』