福田重男ライブをYouTubeで視聴 | 太田忠の縦横無尽

福田重男ライブをYouTubeで視聴

9月20日にスタジオ・マルルーで開催した福田重男ソロライブ のYouTubeでのアップが完了した。


フルスクリーンによる高画質映像と高音質のため、ピアニストの息遣いや聴衆の反応や拍手、さらには秋の気配を感じさせる虫の音など臨場感を感じていただけることができる。もちろん、生演奏を見るに勝るものはないが、YouTube映像のレベルとしてはきわめて高いと思う。


YouTubeへのアップロードは従来は映像のキャパシティの制約が厳しかったが、現在はひとつのコンテンツは2Gまで対応できるようになったため(今回のアップロードの際に気がついた。最近拡充されたようだ)、次回のライブ映像は一段のレベルアップが図れそうだ。加えて、専門的な話だがホワイトバランスをさらに調整すれば、完璧なものになるだろう。学習効果はすべからく生かしていこう。


さて、「百聞は一見に如かず」ということで、ソロライブの全12曲は以下の通りである。これらは、スタジオ・マルルーのHPのアーカイブでもアップしているので、こちらのサイト でも視聴可能である。


【1stステージ】

It Could Happen to You

 まずはジャズのスタンダードナンバーでライブがスタート

Maiden Voyage/処女航海

 福田さんが高校生でジャズに目覚めたきっかけとなった

 ハービー・ハンコックの初期の作品

Because of You

 ボサノバの大家アントニオ・カルロス・ジョビンの作品

 だが、あまり知られていない曲である

Someone to Watch Over Me

 邦題は「やさしき伴侶を」。ガーシュインの名作

Exactly Like You

 「君にそっくり」。1930年代の非常に古いジャズを、古き

 良き時代のストライド奏法にて演奏(難易度高い)

Alfie

 バート・バカラックの名作。一度聞いたら忘れられない

 メロディー


【2ndステージ】

Here's that Rainy Day

 不作のミュージカルだったが、フランク・シナトラが歌って

 スタンダードナンバーになった曲

Sweet Lorraine

 ナット・キング・コールの歌で知られるラブ・ソング

Lullaby

 福田さんの初期のオリジナル作品。三拍子の切ない

 ジャズワルツだが、感じとしてはバラードに近い

Blackbird

 ビートルズの曲をジャズ風にアレンジ。豪快で楽しい

Autumn Leaves

 「枯葉」である。超有名曲はめったに演奏しない福田さん

 の貴重な演奏。今回のライブで最も盛り上がった大熱演

Childhood's Dream

 福田さんのオリジナル曲。副題は「耕運機と夕日」。

 NYでのアルバムレコーディング時、「とうとうNYまで来た

 か」とホテルの一室で感慨ひとしおの時に思い浮かんで

 きたのが故郷前橋の子供の頃の田園風景。耕運機の

 後ろにリヤカーがつながれゆっくり走っていく。そっと後ろ

 に近づいて気づかれないようにちゃっかり乗って・・・ 

 エンディングに向ってのきらめくピアノの音色に息をのむ


太田忠の縦横無尽 

「福田重男ソロライブをYouTubeで視聴」

        **太田忠投資評価研究所のHPはこちら**