3ヶ月かかってようやく書斎の大整理が終了
9月もすでに4日目に突入しているのに酷暑が続く。
「そういえば、ぜんぜん雨は降っていないね」と私。
「これだけ日中暑いと必ず夕立があるものだけど、
それもないわね」と妻。
前回いつ雨が降ったのか、いつ傘をさしたのかが全く思い出せない。過去113年間の統計記録において今年が最も暑い夏だそうだが、「雨が降らない」という意味でも記録的ではないだろうか? 実は我が家の地植えの夏椿の葉が枯れかけてきているのに気づき、先ほど炎天下の中を10分くらい水撒きをしたのだが、頭がクラクラして倒れそうになった。戸外は本当に危険である。
さて、6月17日に『エントロピー増大の法則に打ち克つ:書斎の大整理を実行中』 というブログを書いた。日々増殖する本、雑誌、書類、郵便物を片付けねばならない限界に達し、重い腰を上げて取り組み始めたという内容であったが、ようやく3ヶ月かかって大整理が終了した!
書棚が並んでいる渡り廊下の床の上はきれいさっぱり片付き、書斎も整理・整頓が完了。非常に気分が良い。実は書斎にも私はヤマハのCP300という電子ピアノを置いているのだが、従来はこの上に書類が積み上げられていて全く弾ける状態ではなかったが、こちらも白い鍵盤が鮮やかに浮き出てきた。実に半年ぶりぐらいに音を出してみると、これが意外とイイ感じである。ということで、先週あたりからこの電子ピアノを使ってルバートの練習をしたり、編曲の作業をしたりしている。そういえば、初めて書斎にこのピアノを入れた時の「ときめき」も蘇ってきた(日常生活において、こういう感覚を取り戻すことは大事である。わかりますよね)。
先週は何かと全般的に忙しかったのであるが、いつもよりも加速して乗り切ってしまったのもやはり大整理のおかげである。「部屋の状態は心の状態をそのまま表現している」と私は大昔から考えている人間であり、物事に取り組む意欲が減退する時はたいてい部屋の中が雑になっている。そして雑になれば、意欲が減退するのである。だから、ある日突然「いざ!」という形で猛然と片づけ始めるのだ。しかし、今回は3ヶ月もかかったのはちょっと辛かった。
さあ、ここからが大事である。これまでの経験では、せっかくの大整理も1ヵ月後には崩れだし、半年後には元の木阿弥となってしまうことの繰り返しだった。歴史は繰り返すというが、今回は悪しき歴史をきっぱりと封じ込めて、ピカピカの状態を続けてみようと思う。
太田忠の縦横無尽 2010.9.4
『3ヶ月かかってようやく書斎の大整理が終了』