南の島で びっくりました!
4泊5日で出かけた石垣島への旅行もあっという間に終わり、昨日曇天の東京へ戻ってきた。
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連日快晴に恵まれ、南国での非日常的空間を楽しんでいる間に、世の中は変化していたようだ。ようやく今日のこの時間になって世間の動きに私はキャッチアップした。
2002年の前回の大荒れの海と違って、今回は非常に快適なダイビングを楽しむことができた。川平湾にある「オーベルジュ川平」 という小じんまりした宿を取り、ダイビングショップは同じく川平湾にある「海講座」 というところを利用したため、石垣島において最もダイバーたちに人気のダイビングポイントである「川平石崎マンタスクランブル」に何度もボートダイビングをすることができた。まだ本格的なマンタのシーズンではなかったが、このポイントで5本潜ったうち全くマンタに会えないということは一度もなかった。
「樹下美人」「米原プカピー」という別のポイントでは枝珊瑚やテーブル珊瑚が広大に鮮やかに広がり、キンギョハナダイ、ヨスジフエダイ、ロクセンスズメダイ、スカシテンジクダイ、タカサゴなどのトロピカルな海ならではの魚たちがその魅力を振りまいていた。ウミヘビ(大、中、小のサイズ)も多く目撃し、たまにカスミアジやイソマグロにも出会った。しかしながら、グレイリーフシャークやホワイトチップといった私が好んで見るサメたちにはついぞお目にかかれなかった。残念である。
石垣島は限りなく台湾に近いといえども、もちろんれっきとした日本であるため、ダイビング客は日本人ばかりかと思っていたが、大半が外国人であるのは驚きだった。ペルー、フランス、スイス、ホンコンなどから来た人たちと一緒になり、まるで海外でダイビングしているような錯覚を覚えた。日本の沖縄~八重山諸島地域は世界のダイビングスポットでも10指に入るくらい素晴らしい場所であるのだが、そのことを十分に裏付けている。特に「海講座」は外国語(英語、フランス語、スペイン語、イタリア語)ができるスタッフが充実していることもあり、多くの外国人が利用しているようだ。そのスタッフのうちのフランス人女性のファニーの話す日本語は非常に愉快で楽しませてくれた。ファニーとは変な名前だな(Funnyは文字通り「変な」である)と思っていたのだが、彼女の話す日本語の「びっくりしました」は「し」が抜けて「びっくりました!」となる。これが、何ともいえずカッコイイ感じなので我が家でも「びっくりました!」の口調が移り、私も妻もこれを使っている。今日になって「海講座」のHPを見たら、ファニーはFanieというスペルであることを知った。決して「変な人」ではなかったようだ。
東京へ戻る最終日、飛行機に乗る前の時間を利用しておみやげ物を見て回った。宿の近くにある果物屋の「訳ありマンゴー」という看板がずっと気になっていたため、入ってみると正規料金の約1/5くらいでキロ売りをしているのだった。形が不ぞろいであったり、少し表皮が黒ずんでいたりということで味は変わらないが、店頭では売れないマンゴーが格安なのだ。何せ1キロ1500円である(マンゴー3個分)。自宅用に2キロ買って帰ったのだが、今日近くのスーパーでマンゴーが1個3000円(!)で売られているのを目撃した。
ちなみにこちらが妻のブログ
です。
太田忠の縦横無尽 2010.7.15
「南の島で びっくりました!」