勝間和代の『お金の学校』-まもなく発売
勝間和代の『お金の学校-サブプライムに負けない金融リテラシー』の見本が今日私の手元に届いた。本書は勝間さんがインタビューアーとなり、金融のプロフェッショナル4名との対談形式で進められる個人投資家向けの啓蒙書で、日本経済新聞出版社が昨年の秋から企画していたものがようやく出来上がった。私も4名のうちの先生の1人として借り出されることになったのだが、内容は次のようになっている。
1時間目 竹中平蔵(金融とリスク)
世の中の大きな動きの中で金融をとらえる
2時間目 竹川美奈子(投資信託)
投資信託を使って資産運用の「仕組み」をつくる
3時間目 太田忠(株式投資)
金融危機に打ち勝つ株式投資術
4時間目 河口真理子(社会的責任投資)
金融から未来を変える
ホームルーム
読者からの三つの質問と、勝間からのメッセージ
「バブルの時は悪者扱いにされ、相場暴落の時は信用を失ってしまう金融とは、果たしてずるくて、わかりにくくて、我々の生活に縁遠いものなのか」と一般人に根ざした感覚に問いかけを発し、金融の役割をさまざまな角度から問い直し、金融を通じて社会参加し、ひいては金融で自分の未来も変えてしまおう、というのが本書のメッセージである。興味のある方はぜひ、手にとってもらいたい(アマゾンによる本書のリンクはこちら )。来週あたりから書店でも並ぶはずである。
「太田さんて、勝間さんの面接官だったんですってね」
最近何人かの人から同じ言葉を掛けられたので、不思議に思って訊ねてみると、彼女が私を紹介する時にそういうセリフを使っていることが判明。今となっては、恐れ多くも「やめてくれー」という感じなのだが、実は勝間さんとはJPモルガン証券時代、同じ部署の同僚で先輩、後輩の仲であった。
今や飛ぶ鳥を全部落とす活躍ぶりで、メディアにも連日登場しており、「カツマー」とよばれる現象さえ起こっている。その稀有な存在に、同性からの支持が多いのもうなずける。最初に会った時にももちろん鮮烈なる印象を受けたが、「自分の意思や考えを自分の責任において正々堂々と主張し貫き通す」という、なかなか大の男でも実践できないことをすんなりとやってのけるところは全く変わっていない。社会で活躍する女性のひとつのあり方として、頑張ってもらいたいものだ。