やはり多くの人に本質、うわべだけの数字を流すだけの報道だけじゃなく本質を考えてほしいので、こちらでも一部語ります。

 

この話ってのは僕が何も医療の超専門家でもなければコロナのオーソリティでもなければ内部事情に詳しい人物でもなければ発言力のあるノーベル賞受賞者でもない、誰でもできる話、一般の人だってちょっと考えさえすれば見えてくることなんです。

 

 

昨日も全国で多くの「感染者」が報告されました。

 

何度も書いてきたようにPCR陽性者の人数とコロナの感染者の実際の人数とはイコールじゃありません。

分からないことの多い感染症ですが一つ分かっていることは、この感染症は多くの人が無症状あるいは軽症で、知らぬ間に感染している(そしてどうやら抗体すら作られない)ケースが多いってことです。

 

そう考えると、日々ニュースで報じられている「本日の感染者」とされる人数(本当はPCRなどで陽性と出ただけの人)ってのより、実際の感染者の数の方が数倍多そうだなと、だれでも想像できるでしょう。

 

ここまでが前提。

 

 

その「本日の感染者」ってのが徐々に増えてきて、ここ数日は緊急事態宣言が出される直前と同じレベルにまで達してます。

 

じゃあ果して現在、あの時と同様なだけ感染が蔓延していると言えるのでしょうか??

 

行われている検査はPCR(一部抗原検査などもあるけど)で、あの時と今とで一緒です。

やはりあの時のように感染が拡大しているのでしょうか。

 

 

あの時のことを思い出してください。

 

ハッキリ言ってどこも検査をしてくれなかった。

こっちがいくら「この患者は明らかに怪しいから調べてくれ!」とお願いしたって保健所は応じてくれませんでした。

 

重症な患者さんすらなかなか検査してもらえず、厳選に厳選されたケースしか検査を受けることができなかったのが「あの時」です。

 

覚えてますか??

 

つまり(例外もあったけど)多くの陽性者は入院を必要とする重症者とばかりでした。

検査すらしてもらえなかった重症者もいて、ましてや無症状の人なんて見向きもされなかった。

 

若者の検査対象なんてほとんどいなかったはず。

 

「本日の感染者」は、厳選された重症患者ばかりが報告されていた、だからこそ医療崩壊が騒がれヤバかったのが「あの時」でした。

 

 

今はどうでしょうか。

 

良し悪しは別として、割と多くの人が簡単にPCR検査を受けることができます。

だからクラスターになりうる業種の人たちを片っ端から検査して陽性者をあぶりだそうとしているのが「今」ですよね。

 

厳選された重症患者ではなく、ホストクラブなどの集団を対象に症状のあるなしにかかわらず、というか恐らくほとんどが無症状の人たちを対象とした検査です。

 

当然ながら若者の検査対象者も多いことでしょう。

 

そこから出てきた結果ってのが毎日報じられている「本日の感染者」なんです。

 

違いが分かりますか???

 

 

ちなみに「あの時」拡張・整備させたコロナ専用病棟だったり、軽症の陽性者を一時的に隔離させるためのホテル。

どこもガラガラだってご存知ですか??

 

どこもそれを報じませんから仕方ないですよね。

 

 

今日は増えたとか減ったとか2桁になったとか3桁になったとか若者に増えてるとか過去最高だとか・・・

同じ検査だったとしても症例の選別法、サンプリング法が違うモノを比較して何の意味がある?と。

 

陽性になると10万円もらえる区もあるしね。。。

 

それ分かってると日々のニュースだとか知事の会見の内容が、実はものすごく稚拙で無意味なものに見えてくるはず。

 

 

きっと今後もビックリさせられるような数字が報じられてくと思いますが、決して騙されてはいけません。