どうも僕はステロイドを使わないアトピー治療をしていると勘違いされますが、僕はあくまでも「適正な」使い方を推奨しています。


当然使わないに超したことはないのでムダな使用は避けつつ、ダラダラと使い続けないためにはどうしたらよいのかを第一に考えて治療してます。


なのでどっかの皮膚科さんのように何の説明もなく毎回漫然とステロイドを出すことは反対ですが、必要と感じたときには躊躇せず使うことは勧めます。


適切なスキンケアがなされていて皮膚の炎症が再発しにくい状態を維持していることが前提で、ステロイドを使って一気に皮膚の状態をきれいに立ち上げて、あとは維持する。。。これが僕のやり方です。


そして結果的に今まで出され続けていたステロイドが実は不要だった!ってケースがたくさん生じているだけであって、繰り返すけど僕がステロイドの使用を真っ向否定しているわけじゃないってことを、どうぞご理解ください。



そうはいっても「どうしても怖いからステロイドは使いたくない」っていう患者さんは年に数名来られます。



まずステロイドが怖くないってことを懇々と説明することから始まるのですが、昨今のネット情報に毒されてしまいなかなか分かってもらえないこともあります。。。


お子さんの皮膚はデロデロで炎症が慢性化して瘢痕になってしまってる。。。それでも使いたくないと言い張る。



・・・こうなるとうちじゃもう手に負えません、ステロイドをかたくなに使わない宗教じみた医院にでも行ってください、って話になってしまうんですがね。



ステロイドが怖い気持ちは分かるけど、じゃあこのデロデロの肌をどうするの?と言いたくなります。


あなたの目的はステロイドをかたくなに拒み続けることなのか、お子さんの皮膚を治したいのか、どっちなの?と。



話がそれたけど、最初に述べたように僕はステロイドを「適正に」「最低限」使うことにより肌を治すことを方針としています。


なので突然来るなり「ステロイドを使いたくないけど肌を治せ」って言うのはやめてね。