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財務省は幕府気質 貧乏大名政策を目指す

 

 信長の躍進の鍵は、経済政策にあると思います。信長の時代に、楽市楽座の制定で、経済発展の足枷となっていた組合を廃止し、自由な商売が可能となり、さらに関所も廃止することで流通がスムースになり、経済発展を遂げていきます。その利益によって信長は大きな資金を得て、日本統一が現実のものとなったのではないでしょうか。その経済政策を継ぎ、発展させたのが秀吉であり、その経済力は莫大なものとなっていました。信長以外の領主は、楽市楽座の利点を理解し、真似るものもいたようですが、変わらず税を徴収していた領主もいたようです。このような領主は、信長の勢力に敗退していったのかもしれません。つまり、経済的に負けた領主が、経済的有利な領主に敗北していったのではないかと思います。

 江戸時代になると、各大名は、その領地で独自の経済政策を行なっていたようですが、幕府は大きな利益を地方大名が得ることを良しとしていません。反乱を抑え、幕府を安定的に維持するためには、地方の大名はできるだけ貧困状態にしておくことが大切だったからでしょう。各地に関所を設け、税徴収、普請の強要もしています。そのような幕府の貧乏大名政策に抗うように、大名たちは、特産品を作り出したり、密貿易を行い、藩を守ろうとしていました。

ここからは、私の勝手な妄想です。根拠と言えるような明確のものはありません。ただ、これまで多くの情報に接してきて、うっすらとイメージのようなものが浮かんできたという感じです。私の感じたことは、「財務省は幕府と同じような経済政策を国民に行いたいのかな」という感想です。見方によっては、日本が経済的に豊かにならないような政策を選択的に行なっていると言えます。デフレからの脱却に努めているようでいながら、政策は真逆であり、世界的な経済で、インフレはあってもデフレはないと言われている現在の経済からは、異例とも言えるデフレ状態が、これだけ長く続くということは、強力なデフレへのテコ入れがあるということだと思います。アベノミクスのおかげで、ようやくデフレ脱却かという時点で、その芽を摘むような政策を行い始めています。利上げや円安対策は、芽を摘むには十分な政策です。円安対策は、円安で被害を受けているところに補助することで、利益の再配分が行われ、円安による利益を国民全体に共有するために必要な処置ですが、これを怠ることで、多くの国民が不利益を得ることで、景気は低迷します。この低迷を理由に、円高にシフトすることで、国全体の利益が減少し、思惑通り、景気も回復しません。

このように、税務省は、国民を生かさず殺さず支配するという方針を実行しているようです。さらに支配を強固なものにするために、多くの目的税を徴収し、それを再配分しています。税を増やすことで支配を強めるだけでなく、それを再配分するという権力も手に入れています。国民を騙すための減税も、税を安くするのではなく、補助金という形で、資金を配分するという権力強化に利用しています。財務省の基本的方針は、「権力と支配の強化」だと思います。この方針に沿って、すべての政策が組まれているような気がします。

財務省の考えは、国民は豊かになると財務省を脅かす、と考えているのではないかと思います。国民が豊かでなければ、国も豊かにはなれず、国力も国防力も劣化していきます。中国、ロシアなどの強国に侵略されたり、領土を奪われる危険性が大きくなると考えるのが、一般的な思考だと思います。しかし、財務省の人たちは、日本が侵略しなければ、侵略されることはないという、憲法九条信者の言葉を信じているのではないでしょか。あるいは、財務官僚自体が信者なのかもしれません。従って、外的に脅威を感じなければ、閉鎖的な中での権力さえ握れば、財務省の独裁国家は完成すると思っているのかもしれません。

財務官僚は、国の最高権力者を目指し、その権力を拡大していルように見えます。しかし、法治国家であれば、官僚自体も一国民であり、権力者ではないはずです。しかし、政治家が権力者だと勘違いして、権力行使としてパワハラを平気で行なっているように、官僚も国民の支配者であり、権力という圧力を使って支配していいと勘違いしているのではないでしょうか。これは、国民の力が弱まっているということであり、権力にすり寄る人が多いということでもあると思います。インフルエンサーの一部も、批判的なことを言っていた人が、少しずつ変化し、政府や官僚を擁護する言葉を交えてくる人がいます。彼らも、日和った人たちであり、権力に負け、子分に成り下がったと考えてもいいのかもしれません。そして、そんなインフルエンサーに流されて考えを変えるということは、自分も飼い慣らされ、奴隷になったということかもしれません。奴隷になった方が楽なのかもしれませんが、最後まで逆らいたいと私は思います。

これが私の妄想であり、本当は、財務官僚は自分たちの権力を捨てて、身を粉にして国民のために働いているのが事実だったらどんなにいいことでしょう。しかし、あり得ないデフレを維持している現状を見ると、妄想が現実に近いのかもしれません。