「政治は国民を映す鏡」です。つまり、状況は悪化の一途です。 | Tempo rubato

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アニメーター・演出家 平松禎史のブログ


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「ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE」 公開延期のお知らせ

https://yurionice.com/news/detail.php?id=1076218

 

“YURI!!! on ICE the movie : ICE ADOLESCENCE” Notice of release postponement

https://yurionice.com/en/news/detail.php?id=1076222

 

 

 

 

 

山本寛監督作品『薄暮』 6月21日より上映。

ボクは「朧月夜」を弾く場面を担当しました。

https://www.hakubo-movie.jp/

 

 【舞台挨拶情報】

下北沢トリウッド様にて『薄暮』舞台挨拶付き上映会の開催が決定!

https://twitter.com/tollywooder/status/1169940742594150400

9月14日の舞台挨拶に参ります。

 

10月4日より徳島県徳島市のufotableCINEMAにて公開決定!

https://twitter.com/Twilight_anime/status/1169946447476707328

 

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 「天は自ら助くる者を助く」で有名な『自助論』の著者、サミュエル・スマイルズ。

 江戸末期に日本に紹介され明治の近代政治導入に影響を与えたとされます。

 

 スマイルズのことばでは、「政治は国民を映す鏡である」、も有名です。

 政治が国民より進みすぎている時には、国民レベルまで引きずり下ろされる。

 政治が国民より遅れている時には引き上げられる。

 立派な国民には立派な政治が育ち、愚かで無知な国民には愚かで無知な政治しか育たない。

 

 至極もっともなことばです。

 

 さて。

 進んでいるか遅れているか、これは自分がどんな状態かによって変わってきます。

 自分が普通に成長できる速度で進んでいる場合の、進みすぎ、遅れすぎ、であれば、政治を引きずり下ろしたり引き上げたりする調整は良い結果をもたらすでしょう。

 しかし、自分が止まっているか後退している時に、進みすぎ、遅れすぎ、を調整してしまえば、どうやっても進むことはできないのです。後退している時に進んだ政治を引きずり下ろせば、もろとも後退して没落の道を転がり落ちるしかありません。

 

 はい。日本の政治は、後退している国民を映してひたすら後退し続けてきたのです。

 

 さらに、後退する現実に気がついて前に進もうと考える政治家や言論人を叩きのめして自分たちのレベルに引きずり下ろしてきた。現在であれば、現代貨幣理論〈MMT〉を活用しようとする政治家や言論人が、現状維持派の国民から攻撃を受けている状況がそれです。

 

 攻撃と言っても石を投げられたりテロを起こされたりしてるんじゃありません。

「国の借金をこれ以上増やしてはいけない」「打ち出の小槌があるかのようなトンデモ論は信じられない」「わたしたちの血税を無駄に使うな」などなど、延々繰り返されてきた通説やら最新の「政府支出や国債発行を増やせばインフレを止められなくなる」まで、「よくある御意見」によって、引きずり下ろされてきたのです。

 

 ここ20年の日本における「現状維持」とは、間違いなく、「衰退維持」のこと。

 

 日本は衰退している。日本国民は貧困化している。日本社会は余裕を失っている。

 

 日本は諸外国から見れば赤方偏移するくらいの高速で後退しているのだ。

 

 この現実を認めない国民が、6割に届くほどの安倍内閣支持率を叩き出している。

 

 ここ4、5年の指示理由第一位は「これまでの内閣より良い」「他に代わりがいない」で、要するに、現状維持で長期安定が望ましいという心理です。どれだけ悪化していると言われても、悪化させる政治を選んできたのは自分たちなんですからね。

 したがって、悪化している現実を直視し改善策を打ち出す政治家や言論人は、自分たちを否定する者だと反発し、引きずり下ろすわけです。

 

 改善しようとする者は引きずり下ろす。

 

 悪化こそ改善なのだと構えて安心する。

 

 後退しつづける国民が、自分たちよりレベルの低い政治家を支持または批判して安心する。

 

 上のレベルは引きずり下ろすか無視する。

 

 その結果が、今。そして将来です。

 

 残念なことですが、日本の大半が破壊されるような天変地異か平均所得が300万円を切るような酷い貧困化でもない限り、まっとうな改善を求める意識は出てこないんだろうか。

 どちらもあり得ますが、それでも改善しないでしょう。

 

 

 悪化の一途。

 これを見込んで、せめて悪化速度を緩めるために何をするか考え、行動するしかないのです。

 

 

 

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