”Yuri!!! on DALLAS” | Tempo rubato

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アニメーター・演出家 平松禎史のブログ


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西荻窪 ササユリカフェにて、夏コミで先行発売された「平松禎史 Sketch Book」の展示会が開催されてます。 

https://twitter.com/sasayuricafe

 

会期は9月25日までの約4週間。

 

営業時間11:30~22:00。

定休日 火曜・水曜。

 

画集に収載してもらったスケッチブックの実物が展示されているので、生の鉛筆の線を見ることができます。

 

おいしい食事や香り豊かな紅茶など楽しみながらゆったりとご覧くださいね。

 

………

 

今回は8月アメリカはテキサス州ダラスで行われたANIME FEST 2017の様子をご紹介。

 

 

その前に・・・

テキサス州南部のヒューストンなどがハリケーン被害にあいました。

 

「ハービー」再上陸、豪雨続く 死者28人に 米テキサス州(8月31日)

https://www.cnn.co.jp/usa/35106568.html

 

さらに新たなハリケーン「イルマ」が接近中だそうです。

 

ハリケーンが新たに接近、米フロリダ州など非常事態宣言

https://www.cnn.co.jp/usa/35106793.html?tag=cbox;usa

 

会場のあったダラスはテキサス州の北東部で海から400km以上離れているため大きな被害は出ていないようですが、イベントに来てくれたファンの中には被害にあった人もいるかもしれません。

 

被災者のみなさんへのお悔やみと、避難生活をされている方々へお見舞い申し上げます。

 

イルマにも引き続きご注意くださいね。

 

 

さて

 

ANIME FEST 2017は8月17日から20日までの4日間、シェラトン・ダラス・ホテルのカンファレンスセンターで行われました。

 

https://animefest.org/e/AF2017/

 

シェラトン・ダラス・ホテル

 

毎日のスケジュールの合間にホテルのプールで泳いでました。

 

 

初日の夕方にマジェスティック劇場で行われたオープニングセレモニー。

マジェスティック劇場は1921年に開業した歴史ある建物です。

1973年に「007 死ぬのは奴らだ」の上映を最後に一旦閉鎖。

翌年ブライアン・デ・パルマ監督の「ファントム・オブ・パラダイス」の撮影に使用されたそうです。

その後1983年に再開。

劇場には前年公開されたスピルバーグ監督の「E.T.」のポスターが掲げられていた。

 

そんな舞台に立ってしまった。いやはや、ゾクゾクしましたよ。

 

サイン会を控えて、久保ミツロウさん、山本沙代監督とボク。

その奥にはひるね姫チームや湯浅さんたちがズラッと並んでいます。

久保さんとボクは、ファンが希望するキャラクターをサインに添えることになっていたので、けっこう緊張して準備してました。

沙代さんは絵を描かないので、余裕の表情・・・。

 

4日間のスケジュールはけっこうタイトでテンションが異常に高まりました。

1日目は、インタビュー2件、サイン会(予定をオーバーして約2時間半!)、パネルディスカッションその1、オープニングセレモニー。

2日目は、インタビュー2件、サイン会(やはり2時間超え)、パネルディスカッションその2。

3日目は、ライブドローイングその1、サイン会(1時間半くらい)、英語版の声優さんたちとのパネルディスカッション。

最終日は、ライブドローイングその2、サイン会(1時間半くらい)。

 

パネルディスカッション1回目は、山本監督と久保さん、そしてボクがどういう経緯で『ユーリ!!!』に集結したのか、制作初期のさまざまなエピソードなど。

2回目は、久保さんの原案からボクの設定画への制作過程や監督のこだわりなど、メイキング・オブ・ユーリになりました。

 

一番心配だったのがライブドローイング。

人前で絵を描くのは苦手なのでどうしようかと緊張しました。

1回目は自由なモチーフで一枚描いて、次はお題にそって描いたものをゲストに次々渡してリレーのように絵を描き加えていくもの。

おもしろかったけど、ものすごい集中力が搾り出されました。

 

自由な一枚目用は、早朝にホテル周りをスケッチしたりしてアイディアを考えていた。

 

前日の夕食後に乗った路面電車がすばらしく印象的だったので、これもモチーフにしました。

やはり台車が気になります。

 

日にちが前後しますが、初日にファニメーションさんを見学しました。

日本のアニメをアメリカに販売するだけでなく、英語版のアフレコや、アメリカ家庭で一般的な5.1チャンネル対応への変換など、日本版のイメージを損なわないように愛のある仕事をしてくれていました。

スタッフの仕事机のまわりにはアニメグッズがいっぱいで日本のアニメ会社とよく似ていました。

一人分のスペースは日本の3倍以上ありましたけどね・・・。

 

イベントにはマレーシア同様、たくさんのコスプレイヤーが参加。

パネルディスカッションやサイン会に集まってくれたファンの純粋さ真剣さにも感激しました。

 

ボクが技術的な話をしていると静か〜〜に聞いてくれているのだけど、もしかして退屈かもしれないと思って「この話おもしろい?」と聞くとしっかり「Yes!」と反応してくれる。

 

朝から夜までずーーといて参加者の胃袋を支えていたトラック。

食べたかったなぁ。

右側のトラックのメインはタコスで、かっぱえびせん風のお菓子が積まれていた。

トッピングするのかな?

左側のトラックには「SPIN SUSHI」とある。

日本食はイタリアンやフレンチのようにひとつのジャンルとして定着しているよう。

 

 

ゲスト担当のジョナサンがボクら10数人の毎日の食事をコーディネートしてくれました。

イタリアン、フレンチ、これぞテキサス!なステーキハウスなどなど。

一番おいしかったのはメキシコ料理だったかも。

意外とやさしい味でユーリチームはみんなお気に入りでした。

 

これ、美味かった!!

 

終盤、疲れが出たのかな? おネムなコヤマシゲトくんといたずらっぽい笑顔がステキな神山監督。

 

 

ジョナサンは、4日間のイベントのために1年以上前(?)から度々日本に来て準備を重ねていた。

吉祥寺でも何度か飲みました。

 

沙代さんが、パネルディスカッションで特にしみじみと語っていたのは、『ユーリ!!!』が放送される前からずっとイベントに誘ってくれて、ヒットした後も変わらずサポートしてくれたジョナサンの努力と熱意でした。

もちろん、『ユーリ!!!』だけでなく、田中敦子さん、神山監督はじめ『ひるね姫』チーム、湯浅政明さん、ウニョンさん、種村有菜さん、種崎敦美さん、佐藤大さん、TSUTCHIEさん。

日本から15人、マネージャーさんも含めれば総勢18人が快適に参加できるよう準備してイベント中も走り回ってくれました。

初参加のボクが度々行方不明になるので呆れらていたけどね。ごめんねジョナサン…。

東京に来たらまた飲もう。

 

 

アニメーター生活33年。

特にがんばってきたわけでもないけども、コツコツやってきた仕事がたくさんの人に見てもらえて、海の向こうでアニメを通じて日本語や日本の文化が理解されているのを目の当たりにできて、そういうアニメ(ANIME)にいくらかでも貢献できているような、そんな実感が4日間に凝縮されていた。

 

イベントならではの華やかさから、日本の日常に戻ってみると、見たくない現実も目に入る。

でもね

いつも書いているように、まずは、やればできることをやる。

その上で、すこしづつ高みへと。

 

そのくりかえし。

 

へこたれず、前を見て、上を見て参りましょう。

 

 

 


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