この本は、日本という国がどう変えられているのかを、「お金」と「人事」という視点から解き明かす力強い警鐘している。日々の生活では見えづらい仕組みの裏側を知ることで、私たちは初めて「何を守るべきか」「どう行動すべきか」に気づくことができる。

日本は平和な世の中ではないんだよ?

 

1. 経済のグローバル化がもたらす日本の変容

本書の大きなテーマの一つが、「お金=経済政策」が日本社会に与える見えにくい影響がある。たとえば、規制緩和や民営化の名のもとに、医療、教育、水道、農業などの公共サービスが次々と民間や外資に売り渡されている現実がある。

特に「水道民営化」では、自治体が水道事業の運営権を外資系企業に譲渡した事例を紹介し、その結果、料金の高騰やサービスの低下が発生した他国の実例と重ね、日本も同じ道をたどっている危機感を示す。

また、自由貿易協定(TPPやRCEPなど)が、日本の食の安全や医療制度、雇用にどう影響するかも解説。多国籍企業が国家の上に立ち、国家が企業に訴えられる(ISDS条項)ような構造が生まれていることに警鐘を鳴らす。

この田畑が豊かな田舎町も、彼らがやってくると、ここも日本人が自由に使えなくなるという現実が…。

だからこそ、自分たち日本人が守っていかなければならない!

 

2. 「人事」が支配する世界

もう一つの視点は、「人事=誰がどのポストに就くか」が政策や制度の方向性を決定づけるというもの。ここでは、政官財の癒着や“回転ドア人事”(民間企業と政府を行き来する人物)が、国民の知らないところで意思決定に大きく関わっている実態が語られる。

たとえば、医療制度改革では、政府の審議会や検討会に大手保険会社の出身者や関係者が入り、保険制度の民営化を推し進める方向に議論が誘導される。こうした人事の背後には、アメリカ型の市場主義を日本に取り込もうとする流れが存在しているという。

 

3. 日本の未来を決めるのは「静かな戦争」

本当の戦争はミサイルや爆弾ではなく、「法律」や「人事」、「資本の流れ」で行われる“静かな戦争”である。

法律がひとつ変わるだけで、私たちの生活、働き方、食べ物、医療、安全が大きく変わるにもかかわらず、ほとんどの国民がその変化に気づかないのが現実。

 


4. メディアリテラシーと市民の目

こうした現実に対して国民が無関心でいることが、問題をさらに悪化させる。

報道機関が本質を伝えず、また人々も情報を「自分ごと」として捉えない限り、変化に気づくことはできない。

だからこそ、市民一人ひとりが「誰がこの制度を作ったのか?」「なぜこの政策が出てきたのか?」という視点でニュースや政策を見ることの重要性を強調。経済の流れや人事の背後にある意図を読み解く力、いわば「政治経済リテラシー」を持つことが、未来を守る鍵である。

 

だからこそ、日本はこういう田畑を守っていかなければならない。

ここは仲間同士でどのようにしていくかを考えているところである。

何を植えるのか、どのように運営していくのかなど…😊

 

こうして、日本の食を守って、日本人が健康でいれるような生活を送りたいものだ👍

だからこそ、日本の土地を、農地にできる場所を日本人の手で守っていかなければならないのだ!

 

やっぱり日本食って良いよなぁ😊