ル・マンの楽しみ方。近郊の村に泊まる編(笑) | F1っぅ放送作家 高桐 唯詩のブログ

F1っぅ放送作家 高桐 唯詩のブログ

70年代から業界で働き、F1総集編26年。ル・マン、パリ~ダカ、ツール・ド・フランスなど冒険好き。現場経験多数。基本は詩人だがレース関係が長いので、クルマ関係者だと思われている。
ちょっとおしゃれで、インテリジェントな、時々泣ける話を目指します。

今日(2017年6月21日)は雨も降るし、またまたル・マンネタです。


でもレース寄りの話じゃなくて、観光的なお話をしましょう。


  初めてル・マンへ行くなら、レース観戦に長けた旅行会社の


ツアーに参加するのが何の心配もなくていいでしょう。


 チケットもあれば、夜間退避できるバス(簡易ベッド付というバスもあ

 

る)


 予選を見て、金曜日はパリを観光し、また決勝に来るというのもあり

 

かも。


 思い出話をすると、1987年、僕はモナコGPを見て、スイスの友達の

 

家に行き、ロンドンでコンサート観て、フランスに戻り、

 

オルレアンという町に泊まり、


そこから電車を乗り継いで、ル・マン駅からタクシーでサーキットに行

 

き、


最終的にJTBのツアーと合流したんです。これが初のル・マン。

 

大胆なやり方だった(笑)


 89年にテレ朝のワークスになってからは、


宿はル・マン市内のシャンテ・クレールという高級なホテルに泊まって

 

いました。


 まだのんびりした時代で、みんなでレストランで食事したり、


いわゆるバブルを謳歌。


 1995年からはテレ朝を離れて、自費取材になりました。


グループでレンタカーを借りて、安い宿に10泊とかして、


しっかりと生活しつつ、レースウイークを過ごすのです。


 ベテランになってくると、図々しくなり、知り合ったコースのオフィシャ

 

ルたちに バスティスなんかご馳走になったり、宴会に加わります。

 

       (第一シケインの奴らが飲んでけというもんだから)

 

 


 何度も行くようになると、モン・サン・ミシェルは近いので、遠足に行き

 

ました。

 


 ですから、もし個人旅行でフランスに来るようになったら、


 ル・マン。 モン・サン・ミシェル。 ロワール古城めぐりという


三連ちゃんも、できないわけじゃありません。


 我々は紆余曲折あってソレムという町のグランドホテルをしばらく

 

使ってました。


 ル・マンから南に40キロ以上離れていて、下道で通います。


 深夜、道の真ん中にフクロウがいて、じっとこちらを見ていて、直前に

 

飛び去ることもありました。


 ここの景色がまた実に良いのです。


 僧院があって、サルト川が流れ、ゆったりとしている。

 

                    (ここがソレムのまち)

 

 


 この町の隣に、サブレという町があって、ここに


メゾン・ド・サブレという店がある。

 

                 (ここがサブレの町)

 

 


 サブレ発祥の地であり、ほんまもののサブレは素晴らしくおいしい。

 


 一度、ここのマダムと東京で売る商談をしたのですが、

 

(向うから頼んできた)


 残念なことにマダムは急に亡くなってしまい、お話は続きませんでし

 

た。


 ここからル・マンへ向かう途中にマリ・コルヌという可愛い村があっ

 

て、いつも同時刻にひげの郵便屋さんが歩いていて、


どこかのおじさんがフランスパン持って歩いている。


 ル・マンにいて、レースだけ追いかけていると日本のサーキットと何ら

 

変わりません。


 ここは人生をエンジョイする場でもあります。

 

        (ステーキも骨の上に乗ってきます)


 さて2018年、どこに泊まって、どこに行こうかな?

 

 じゃあまたね。


 バイバイ。