今日から7月という訳で、今年の第1四半期が終わりました✋

という訳で、毎週見てきたドラマも一通り終了しました。このクールの共通した特徴として感じるんですが、何か尻切れトンボのような終わり方が多かったんじゃないのかと・・・・

 

例えば、アンメット。ノーマンズランドにある梗塞だから手術できないとしながら、低体温なら遮断時間を伸ばすことが出来る可能性を見出し、手術が出来る可能性が出た来た、でも三瓶先生をもってしてもまだ時間が足りない・・・じゃあ2人でやればいいじゃないかと大迫教授の登場、遮断時間は8分・・・・ここで以前のシーンが。

 大迫教授「遮断できる時間は2分、しかし、この細さを縫うとなると私は10分はかかる」

 三瓶先生「僕は8分で出来ます」

 大迫教授「それでも圧倒的に足りないんだ、手術は無理だ」

これを思い出すと、思わず「大迫教授が出てきても間に合わないじゃんと思わず突っ込んでしましました。、設定を遮断時間9分として、手術は無理と言いながら練習は続けてきた大迫教授も8分まで短縮するところまで来ていたとかにすべきではないでしょうか ← 「こういう細かいところが気になるのが僕の悪い癖」って有名なセリフありましたね。

 

そんな細かいことは置いておいて、目を覚ました川内先生が記憶を保持しているかすべて忘れているか・・・神に祈りながら見守る、そして目覚めたところで・・・・終了って、最後は視聴者の想像に委ねるにしても、もう少し何かその先を感じさせたり、暗示するものをちりばめておいてもらいたかった・・・・なんか「えっ、これだけ?」って感じになってしまいました。

 

そいう観点で言うと、今期のマイ・ベストの1,2を争った「Destiny」と「Believe」も同様に無理やり時間内収めたなと。この2つとも巷では色々言われてていたドラマで、最初のうちは「Destiny」の回を追うごとに複雑な過去のしがらみが現れてくるのをテンポよく展開することが評価され、「Believe」は脱走とか設定自体が現実離れしていて有り得ないとか批判的でしたが、後半は逆に「Destiny」の展開が軽過ぎる、「Believe」の方が重厚感があると逆の評価になっていました。

 

私は2つとも楽しみで好きなドラマだったんですが、これはアンメット以上にドタバタした終わり方になり、思わず”何じゃそりゃ”と(笑)。先ず「Destiny」。ストーリーは同級生の事故死と過去の汚職事件という2つのストーリーが絡みながら進むのですが、同級生の事故死の方はなんとなくまだ収まりがついた感じですが、それでも田中みなみ演じるカオリが亀梨和也に片思いで、親の因縁があるから石原さとみとは付き合うべきではないと言って、亀梨に拒否られると「このまま死のう」って、ちょっと無茶苦茶な人間に見えるんですが・・・田中みなみさんがこれまでも、ちょっとクセの強い役をやってこられたので、それも有りかと一瞬思いそうになったのですが、やっぱ無理があります。それに、安藤正信演じる奥田先生だけが理不尽な扱いなのも・・・余りに良い人で可哀想過ぎる・・・

もう一方の過去の汚職事件の方も、先ず佐々木蔵之介演じる辻検事のハメられ方が強引過ぎるし、仮にそうなったとして、自殺という結論に至る思考が全く分からない・・・ハメられたと抵抗して殺されたという方がまだ納得出来ます。更に、最後の伊武雅刀の逮捕までが簡単過ぎる。主任検事を冤罪に陥れ、それに気付き始めた自分の弁護士まで殺そうとまでした元総理が、自分の秘書が放火の現場にいたことを証明されてアウトって・・・その程度であれば佐々木蔵之介に起訴された段階でやられていたでしょって思ってしまいました✋

 

「Believe」に至っては最初の脱獄のところは、現実的ではないかもしれませんがプロットとしては有りじゃないかと見ていたら、段々と橋の崩落に潜む巨悪が見えてきて、悪人にしか見えなかった斎藤工演じる秋澤弁護士も実は良い人だった、ということで臨戦態勢は整って、これから巨悪と如何に戦うかというところで、あっけない幕切れ・・・そもそも知事の関係会社の財政難で工事を延期すれば計画の杜撰さを突かれて叩かれるから、工事を延期する何か他の理由が必要ということで、そうだ橋を落とせって・・・・絶対にならんでしょ、その設定に無理があると思いませんか?折角、ここまで積み上げてきたものが全て崩れ落ちるところを、キムタクと天海祐希の演技と周りを固めた豪華な俳優陣でまとめた、そんな感じのドラマでした。

 

「Destiny」と「Believe」が2つともテレ朝のドラマだったことで、テレ朝ってこういう1クールで終わるようなドラマって作るの下手なの?って思ってしまいました(笑)

だって、同じテレ朝でも相棒や科捜研の女とか捜査一課長の2クール単位でやっているドラマは、一話完結型であるということもあるんでしょうけど、何年どころか何十年も続いていることを思うと、そもそも13週の間で収めなければならないという制約そのmのが邪魔なんじゃないかと思ってしまいます。

VIVANTを作った福澤監督が「こんな低予算で時間の制約も多いTVドラマだとそのうち、誰も出演しなくなる」と危機感を募らせて、本作に臨んだと言われていましたが、もうちょっと時間と予算を掛けて作ればもっといい作品が出来ると思うんですが・・・・

 

色々、好き勝手なことを言っていますが、こういうドラマが無いと私の生活も時間を持て余すことになるので、今期も楽しみにしています✋

 

 

では、また。