また、どこかの社長が持論を展開して話題になっていますね(笑)
私も、ここ↓で試合後に挨拶に来た元選手へのブーイングはするべきじゃないと言いましたが、
これはあくまでも礼儀の問題として言っているのであって、この社長が言っているブーイングとは少し意味合いが違うんですがね(笑)。
フロンターレ・サポーターはブーイングをしないサポーターとしても有名で、暖かいサポーターとして評価されているのですが、これを良しとして、だからフロサポはブーイングをすべきではないなどと言うつもりは毛頭ありません。
ブーイングをするしないは、各人の判断することだと思っています。ただ、礼節を欠いたり、ミシャが最終戦セレモニーで浦和サポーターに言い放ったように配慮に欠けるようなことはすべきではないと思っています。
なので、何で昔からフロンターレのサポーターはブーイングしないのかということも知っておいてはもらいたいのですが、等々力でもブーイングしたいと思う人はブーイングすればいいと思っています。それをカッコ悪いと思うかカッコイイと思うかは個人の感性や価値観の問題で、誰かに押し付けられるものではないと思います。
これに関して、私の愛読書である「ジャイアントキリング」のワンシーンで私の好きなシーンがあります。
フロントと私設応援団が揉めるシーンなんですが、「そんな連中のいうことなんか聞く必要はない、アマチュアの視点で好き勝手ほざいているだけなんだよ!!」と激昂する副会長に対して、監督の達海 猛が「それの何が悪いの? いいジャンそれで」と次の様に言い放ちます
(出典:講談社 モーニングコミック 原案 綱本将也、作画 ツジトモ『GIANT KILLING』25巻)
そして、「クラブを思う人がいる分だけ、それらの愛情の形は様々だ。相容れないもんだってそりゃ出て来るでしょ。けどさ、根っこの部分までそんなに違うのか?」「フロントがクラブをここまでにしてきた思いと、ずっとサポートしてきてくれている連中の思い」と続け、最後にこう言います。
(出典:講談社 モーニングコミック 原案 綱本将也、作画 ツジトモ『GIANT KILLING』25巻)
これって、じわって来ません?(笑)
私は、これ読んだ時に本当にそうだなぁ、色んな人の色んな思いを背負って選手は戦っているんだなと実感しました。なので、オジバナタさんの呟いたこの言葉に思わず、その通り!って思ったんですよね。
どんなに選手や監督が批判されても 大丈夫。 批判される覚悟がないとそこには立てないから。
このコミックだけは、電子ではなく1巻からずっと紙のコミック本で読んできちんと本棚に並べてあります(笑)
作者は絶対に何処かのチームのサポーターだと思っています。今はアオアシとかブルーロックとかの方が読まれているんでしょうが、私の年代にはこっちの方が刺さりますね(笑)
という訳で、誰かの価値観で「カッコイイ」だとか「カッコ悪い」とか決めつけないで、達海の言う「根っこのところだけは同じなんだ」という気持ちをもって、銘々、自由に観戦・応援すればいいんじゃないって思います。
では、また。