TACTリハビリテーション研究会代表の鳴海裕平です。
連日の報告ですが、
今回は11月1日に北九州にて開催しました
【頭蓋の評価と治療】脳内・体内環境を調整する頭蓋内外硬膜と三腔の調整の報告です!
掛橋さんが代表をしている北九州セラピー研究会でもご紹介いただきました☆
さて九州にお邪魔しますのは
9月28日に福岡で開催しました
体質を改善するための身体づくり以来ですね。
体質を改善するための身体づくりはこちら↓
長嶺さんが報告してくださったブログ。前半
同じく後半。
で、今月22日にもお邪魔しますので、
大体3週間おきに九州に行っていることになりますね笑
そんな北九州開催編、
実は北九州に到着するまでいろいろなことがありました。
・飛行機が乱気流に呑まれる。
⇒しかしなぜか予定時刻よりも早く着くという時空のゆがみ
・福岡はホークス優勝おめでとうセールを開催中。
⇒しかし到着時刻にはすべて閉店。
・空港連絡バスに酔っ払いが乗り込む
⇒暴れる。空間に向かって罵詈雑言の嵐。気にしないで寝る私。
⇒酔っ払いもいびきをかき始めて寝る。
⇒寝込んだまま、バスの通路に落下する酔っ払い。
⇒全く起きず、降りる人の道を全身でふさぐ形に。
⇒仕方ないので全介助にてバスの座席に戻す。
⇒すると吐き始める(T△T)充満するえげつない香り。俺真後ろの席やぞ泣
⇒結局救急車を呼ぶことに。なぜか終点を通り過ぎても介助する私。
・一時間遅れで目的地に到着。facebookを何気なく開く。
⇒掛橋さんからメール。もしよければ呑みませんかと。
⇒この気持ちのまま明日を迎えるのもアレなので喜んで行く。
⇒朝5時まで書類を作成。就寝。起床7時。
朝ゼミナー開催。今日も元気いっぱい。
というわけでセミナーに至りました笑
いや~、仕上がり抜群です(^^;)
天候もあまりよくありませんでしたが、
部屋いっぱいに受講してくださる先生方が
いらっしゃってくださいました。
かなり会場みっちり。
頭蓋についてざっくりと
ホルモンの分泌がよくなったり不定愁訴が解消される
などなど思っている先生方が多い印象でした。
確かにそれもありますが、
もっと解剖学的に考えてもおもしろいと思いますよ。
以前質問をいただいたのですが、
睡眠時無呼吸症候群について解消する方法はありませんか?
と聞かれました。
ちょうどこの間山根さんとのコラボセミナーでよい気付きをいただいたので、
それに合わせて返答を下記のようにさせていただきました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無呼吸症候群の方に対してできることですが、
無呼吸症候群は咽頭蓋が睡眠時にうまく機能しないことが原因と言われていますね。
機能が働かないときにも人間は呼吸をしなくてはいけないので、
意識消失時や呼吸停止時には頚部進展、下顎の持ち上げなど行うと、
咽頭蓋を開いて人口呼吸ができます。
逆算的に考えると
姿勢、アライメントからでも下顎と頚部を何らかの形で調整すると改善する可能性が出てきます。
姿勢は別としても下顎と頚部は関係がありそうですね。
僕のアプローチとしては、
まず下顎に関して何らかの歪みが考えられます。
下顎には咀嚼筋が多数付着し、
咀嚼筋は脳神経である三叉神経の支配下にあります。
つまり咀嚼筋や下顎に歪みがあると三叉神経の興奮が収まらず、
三叉神経から求心性インパルスで網様体、視床下部、大脳辺縁系、脳幹の扁桃核へ進み、呼吸中枢を反射的に抑制します。
下顎の歪みの評価は
顎先が左右どちらかに偏っています。
大体右利きが左に、
左利きが右に変移します。
また咬み合わせも重要です。
交叉咬合の場合は頭蓋全体が捻れているので、
左右両方調整しつつ、
頚部を調整する必要があります。
そして下顎の歪みを引き起こすのが、大まかに咬筋と外側・内側翼突筋です。
この辺をマッサージすることと、
外側翼突筋が付着している蝶形骨を調整する必要が出てきます。
特に蝶形骨は頭蓋全体の歪みと、
口腔と頭蓋の形状にも関係するので必須ですね。
補足ですが頭蓋は楕円形であるのが正常な形状です。
蝶形骨の位置が後方にずれてくると、頭蓋全体が円形に変移して来ます。
口のなかの口腔も縦長の楕円形だが、蝶形骨の位置が下方にずれてくると、
口腔も円形に変移してきます。
ちなみに蝶形骨の下には鼻腔があるため、蝶形骨が変移すると鼻腔が圧迫され、鼻がつまりやすい⇒呼吸状態を悪化させるという事になります。
なので私からは
睡眠時無呼吸症候群の改善策として、
・下顎の歪みの変移の矯正
・頭蓋自体の形状の矯正
がキモであると思います。
長文になりましたが、
何かのヒントになれば嬉しく思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで。
あくまで私の推論ですが、
顔面のどこに何の神経がついていて、
また頭蓋骨がどう動けばどこの神経・血管を圧迫するのか、
縫合をゆがめそうな筋肉は何か、
などなど考えていくとおもしろいと思いますよ。
僕は他にも頭蓋の治療にトリガーポイントを組み合わせて、
筋肉の異常がどこの脳神経に異常を起こさせるのか等々
複合的に考えたりしますし。
とにもかくにも、学んだことでいろいろ遊んでみることが肝要かなと思います。
そう言ったわけで、セミナー中も
頭蓋の形や膜の関係を中心にお話させていただきました。
一日、まぁ実際には頭蓋を半日でかなりの情報量を詰め込んで行ったので、
受講してくださった先生方はかなりの脳疲労があったと思いますが、
実際の臨床でもいろいろと自分なりの推論とくっつけて、
やっていただければと思います。
当日の動画も後ほど配信されると思いますので、
復習用にご活用ください。
難しいなと思われた方は掛橋さんがちょうど
頭蓋と内臓のセミナーをするそうなので、
そちらに行くとよりよい学びになると思います。
なにはともあれ、ありがとうございました!
鳴海裕平
鳴:11月22日(土)
熊本開催『上肢の疼痛・動作・姿勢・心理を改善するための統合的アプローチ』
定員:20名 ⇒ 10名
熊本開催の申し込みはこちら
斡:11月23日(日)
心体共鳴法 プレセミナー
OPA宮城支部長渡辺さんの仙台開催のプレセミナーです。
定員:30名
心体共鳴法 プレセミナーの申し込みはこちら
鳴:11月29日(土)
名古屋開催:頭蓋について
こちらはASRINの石田さんが窓口の研修会です。
ASRIN 第七回プレミアムセミナー
定員:30名 ⇒10名
鳴:11月30日(日)
徳島開催編『体質を変えるための身体づくり』
定員:20名 ⇒ 10名
徳島開催編申し込みはこちら
セミナーの掲載ページ
連日の報告ですが、
今回は11月1日に北九州にて開催しました
【頭蓋の評価と治療】脳内・体内環境を調整する頭蓋内外硬膜と三腔の調整の報告です!
掛橋さんが代表をしている北九州セラピー研究会でもご紹介いただきました☆
さて九州にお邪魔しますのは
9月28日に福岡で開催しました
体質を改善するための身体づくり以来ですね。
体質を改善するための身体づくりはこちら↓
長嶺さんが報告してくださったブログ。前半
同じく後半。
で、今月22日にもお邪魔しますので、
大体3週間おきに九州に行っていることになりますね笑
そんな北九州開催編、
実は北九州に到着するまでいろいろなことがありました。
・飛行機が乱気流に呑まれる。
⇒しかしなぜか予定時刻よりも早く着くという時空のゆがみ
・福岡はホークス優勝おめでとうセールを開催中。
⇒しかし到着時刻にはすべて閉店。
・空港連絡バスに酔っ払いが乗り込む
⇒暴れる。空間に向かって罵詈雑言の嵐。気にしないで寝る私。
⇒酔っ払いもいびきをかき始めて寝る。
⇒寝込んだまま、バスの通路に落下する酔っ払い。
⇒全く起きず、降りる人の道を全身でふさぐ形に。
⇒仕方ないので全介助にてバスの座席に戻す。
⇒すると吐き始める(T△T)充満するえげつない香り。俺真後ろの席やぞ泣
⇒結局救急車を呼ぶことに。なぜか終点を通り過ぎても介助する私。
・一時間遅れで目的地に到着。facebookを何気なく開く。
⇒掛橋さんからメール。もしよければ呑みませんかと。
⇒この気持ちのまま明日を迎えるのもアレなので喜んで行く。
・朝3時まで呑む笑
*掛橋さんと明日受講する先生方は9時から呑んでたので6時間ぶっ続け笑
・なれの果て笑↓
⇒朝5時まで書類を作成。就寝。起床7時。
朝ゼミナー開催。今日も元気いっぱい。
というわけでセミナーに至りました笑
いや~、仕上がり抜群です(^^;)
天候もあまりよくありませんでしたが、
部屋いっぱいに受講してくださる先生方が
いらっしゃってくださいました。
かなり会場みっちり。
頭蓋についてざっくりと
ホルモンの分泌がよくなったり不定愁訴が解消される
などなど思っている先生方が多い印象でした。
確かにそれもありますが、
もっと解剖学的に考えてもおもしろいと思いますよ。
以前質問をいただいたのですが、
睡眠時無呼吸症候群について解消する方法はありませんか?
と聞かれました。
ちょうどこの間山根さんとのコラボセミナーでよい気付きをいただいたので、
それに合わせて返答を下記のようにさせていただきました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無呼吸症候群の方に対してできることですが、
無呼吸症候群は咽頭蓋が睡眠時にうまく機能しないことが原因と言
機能が働かないときにも人間は呼吸をしなくてはいけないので、
意識消失時や呼吸停止時には頚部進展、
咽頭蓋を開いて人口呼吸ができます。
逆算的に考えると
姿勢、
姿勢は別としても下顎と頚部は関係がありそうですね。
僕のアプローチとしては、
まず下顎に関して何らかの歪みが考えられます。
下顎には咀嚼筋が多数付着し、
咀嚼筋は脳神経である三叉神経の支配下にあります。
つまり咀嚼筋や下顎に歪みがあると三叉神経の興奮が収まらず、
三叉神経から求心性インパルスで網様体、視床下部、大脳辺縁系、
下顎の歪みの評価は
顎先が左右どちらかに偏っています。
大体右利きが左に、
左利きが右に変移します。
また咬み合わせも重要です。
交叉咬合の場合は頭蓋全体が捻れているので、
左右両方調整しつつ、
頚部を調整する必要があります。
そして下顎の歪みを引き起こすのが、大まかに咬筋と外側・
この辺をマッサージすることと、
外側翼突筋が付着している蝶形骨を調整する必要が出てきます。
特に蝶形骨は頭蓋全体の歪みと、
口腔と頭蓋の形状にも関係するので必須ですね。
補足ですが頭蓋は楕円形であるのが正常な形状です。
蝶形骨の位置が後方にずれてくると、
口のなかの口腔も縦長の楕円形だが、
口腔も円形に変移してきます。
ちなみに蝶形骨の下には鼻腔があるため、
なので私からは
睡眠時無呼吸症候群の改善策として、
・下顎の歪みの変移の矯正
・頭蓋自体の形状の矯正
がキモであると思います。
長文になりましたが、
何かのヒントになれば嬉しく思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで。
あくまで私の推論ですが、
顔面のどこに何の神経がついていて、
また頭蓋骨がどう動けばどこの神経・血管を圧迫するのか、
縫合をゆがめそうな筋肉は何か、
などなど考えていくとおもしろいと思いますよ。
僕は他にも頭蓋の治療にトリガーポイントを組み合わせて、
筋肉の異常がどこの脳神経に異常を起こさせるのか等々
複合的に考えたりしますし。
とにもかくにも、学んだことでいろいろ遊んでみることが肝要かなと思います。
そう言ったわけで、セミナー中も
頭蓋の形や膜の関係を中心にお話させていただきました。
一日、まぁ実際には頭蓋を半日でかなりの情報量を詰め込んで行ったので、
受講してくださった先生方はかなりの脳疲労があったと思いますが、
実際の臨床でもいろいろと自分なりの推論とくっつけて、
やっていただければと思います。
当日の動画も後ほど配信されると思いますので、
復習用にご活用ください。
難しいなと思われた方は掛橋さんがちょうど
頭蓋と内臓のセミナーをするそうなので、
そちらに行くとよりよい学びになると思います。
なにはともあれ、ありがとうございました!
鳴海裕平
鳴:11月22日(土)
熊本開催『上肢の疼痛・動作・姿勢・心理を改善するための統合的アプローチ』
定員:20名 ⇒ 10名
熊本開催の申し込みはこちら
斡:11月23日(日)
心体共鳴法 プレセミナー
OPA宮城支部長渡辺さんの仙台開催のプレセミナーです。
定員:30名
心体共鳴法 プレセミナーの申し込みはこちら
鳴:11月29日(土)
名古屋開催:頭蓋について
こちらはASRINの石田さんが窓口の研修会です。
ASRIN 第七回プレミアムセミナー
定員:30名 ⇒10名
鳴:11月30日(日)
徳島開催編『体質を変えるための身体づくり』
定員:20名 ⇒ 10名
徳島開催編申し込みはこちら
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