先月のことですが、仕事で、久々に石巻市に行ってきました。
前回訪れたのは昨年10月だったのですが、印象としては、そのときとさほど変わっていないように感じました。
比較的被害の少なかった市内中心部はほぼ元の街並みに戻ってますが、津波により壊滅した沿岸部は、荒野と化しています。

仕事帰りに海沿いを走る大通りを通ったのですが、ここも全国各地のナンバーのダンプやトラックがひっきりなしに疾走していました。

その通りの中央分離帯にこんなものがありました。
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この大きな缶詰のようなタンクは、元々は周辺の水産加工工場にあった、油の貯蔵タンクらしいです。
いうまでもなく、津波に流され、未だに放置されたままです。
震災前は、水産加工が主力産業の石巻市のシンボル的な存在だったそうです。
上の写真には脇を通りすぎるトラックが写ってますが、その大きさがお分かりいただけると思います。

上の写真の奥の方にはガレキの山もみえますが、そんなガレキの集積場が何箇所もありました。
どこもすさまじい量です。
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津波に流された車の集積場もありました。
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まぁこういう景色は津波の被災地に行くと必ずありますが。。。

石巻漁港にも立ち寄ってみましたが、破壊されたままの建物が数多く林立するなかに、再建された社屋もいくつか建ってました。
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手前に写っているのは折れ曲がった標識です。。。

この会社のすぐ傍にはこんな状態の建物が。。。
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漁港から海を望むと、何事もなかったかのように水面をキラキラと輝かせた穏やかな海がありました。
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帰路、途中でふと立ち寄ったコンビニのすぐ目の前に、石巻日日新聞社の社屋がありました。
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この新聞社は石巻市の地域新聞社なのですが、震災直後に手書きの新聞を作り、市民に情報を伝えたことで知られています。
後日、たいへんな話題となり、大きく報道もされたのでご存知の方も多いと思います。
今月6日には、そのドラマが放映されるようです。