バイトのミドリちゃん--EP5-- | 【実録】ネコ裁判  「ネコが訴えられました。」

バイトのミドリちゃん--EP5--

ミドリ     「最近、ミドリちゃん……一人歩きしてません?」

タロウ     「ぬ?」


最近ウチの常連さんがワタシのCMもあって……この「ネコ裁判」を読んで……

ミドリちゃんに直接感想を言うのである。


ミドリ     「『へぇ~~~そうなんだ~~~。』とか『いや~~~意外だわ……意外……』とか

        言われるんですけど……。」

タロウ     「そうなの?」


知らぬ存ぜぬを決め込もうとする。


ミドリ     「タロウさん!!いらん事書いてないでしょうね……!?」


「いらん事」と言われれば……ミドリちゃんのコーナー自体が「いらん事」ではある。


タロウ     「いや……特に……。」

ミドリ     「ホントかなぁ~~~?」


いやらしい疑いの声……。


横から母のヨシコが割り込む……。


ヨシコ     「あんたねぇ……ブログでいらん事、書いたせいで……

         ミドリちゃんが怒ってバイト辞めたりしたら殴り殺すよっ!!」

タロウ     「……………。」


防戦一方……。


タロウ     「だったら読んでみればいいじゃん。」

ミドリ     「ぬぅ……。」

タロウ     「読んでないの?」

ミドリ     「はい。」

タロウ     「前に『読んでみ』って言ってあるのにか?」

ミドリ     「むぅ……。」


ちょいスネのミドリ。


ミドリ     「うちにだってパソコンあるんですけどね……パソコンとプレステは

        旦那の命より大事な宝物なので……いない時には触らないようにしてるんです。

        ……あとで『壊した』とかなんとか言われるのもケッタクソ悪いので……。」

タロウ     「じゃあいる時に見ればいいじゃん。」

ミドリ     「だって……帰ってくるのは残業で12時近くだし……。帰ってくるとパソコンで

        ネットゲーム始めちゃうんですもんっ!」


なかなかのゲームバカっぷり……一昔前のワタシにそっくりである。


タロウ     「ふむ……。」


少々旦那の愚痴が入っている模様。

話がそっちに流れると、終わりが見えてこなくなるので引き戻す。


タロウ     「じゃ……店のパソコンで、ミドリちゃんのところだけ読んでみれば?」

ミドリ     「!!!!!そうですね!」


と言うことで、「バイトのミドリちゃん」に目を通すミドリちゃん。


タロウ     「な?……どうだ?」

ミドリ     「これがワタシ?」

タロウ     「まんまだろ?」

ミドリ     「むぅ……。」


もう一度読み返すミドリ……。


ミドリ     「でも……ここの発言はタロウさんですよね……。」

タロウ     「むぅ……でも話の流れ的にココはミドリちゃんが言った事にしないと……。」

ミドリ     「なるほど……。」

タロウ     「悪い事は書いていないだろ?」

ミドリ     「ええ……。」

タロウ     「読んでて面白いだろ?」

ミドリ     「ええ……。」


納得はしている様子である。


ミドリ     「でも……タロウさんが話してた……前のバイトのコの発言もワタシの発言になってますよ。」

タロウ     「まぁ…そこはだな……『過去にもう一人ヘンなバイトがいました』ってやるよりは

         一人にまとめちゃったほうが読者さんにもわかりやすいだろ?」

ミドリ     「そうですね……でも!!」

タロウ     「でも?」

ミドリ     「ワタシこんなに天然じゃないっ!!」


………いや……そんな事はない。

もし「全日本天然ボケグランプリ選手権」が開催されたら……

オセロの白い方と1・2フィニッシュするはずである。


タロウ     「ほらっ!とても書けない下ネタチックなあの発言とか……

         あんな出来事とかは書かないから……。」


一応フォローを入れる。


ミドリ     「当たり前ですっ!!あんなの書かれたらお嫁にいけませんよっ!!」


安心しろ。

もう行っている。

それとももう一回行く予定があるのだろうか?


タロウ     「話の大筋は認めるだろ?」

ミドリ     「ええ……まぁ……。」


ミドリ……大筋で認める供述。


ミドリ     「でも……枝の部分はちょっとタロウさんとか別の人の発言が入ってます!!」

タロウ     「8:2くらいだろ?」

ミドリ     「ええ……まぁ……。」


ミドリ……枝の部分も8:2で認める供述。


タロウ     「『じゃあ本物のミドリちゃんはブログの内容の80%です。』って書いておこうか?」

ミドリ     「う~~~ん……それはそれで過小評価されてるみたいでイヤだなーーーー。」


どっちなんだ?

どうして欲しいんだ?

いじって欲しいのか……欲しくないのか……



タロウ     「これからもブログの中でいじらせてもらってもいい?」

ミドリ     「え~~~~っ!?」

タロウ     「悪いようには書かないからさ……。」

ミドリ     「タダで?」

タロウ     「くっ……。」


「タダで?」と来た……。

どう切り返す?


タロウ     「じゃあ……昼飯を今より20%グレードアップ。」

ミドリ     「だめ。」

タロウ     「じゃあ……夜遊びに来たら生ビール一杯サービス。」

ミドリ     「だめ。……それじゃ今と変わってないもん」

タロウ     「ぬぅ……。」


ミドリ……ニヤニヤしながら……


ミドリ     「タロウさんのブログって……賞金出るんですよね……。」

タロウ     「そうだけど……。」

ミドリ     「それでワタシになにか買ってください!!」


そう来たか……。

ワタシ、元々この「ネコ裁判」……賞金目当てで始めたわけではない。

ただ単に「こんなトンデモない事件が起こってます!」って言いたかっただけである。


正直「どうせ始めるなら、もしかしたら万が一、賞金貰えるかもね」なんて淡い夢を見て……

アメブロにしたのも事実ではあるが……。


タロウ     「でも……賞金は全部ユミコにボッシュートだぞ。」

ミドリ     「そこをなんとかするんですっ!」

タロウ     「………まぁ……掛け合ってみる。」

ミドリ     「よしっ!」


交渉成立の様子である。


タロウ     「で……なにが欲しいのさ?」

ミドリ     「ⅰポッドナノ。」

タロウ     「いくら?」

ミドリ     「2万くらい。」

タロウ     「え~~~~~~っ!!」


賞金の約半分……。

ユミコになんて言おう……。


タロウ     「まぁ……交渉してみる。」

ミドリ     「絶対ですよっ!」

タロウ     「ああ……。」


手痛い出費……半分自腹を覚悟である。


ミドリ     「いやぁ~~~その2万がどうしても捻り出せなくて、困ってたんだな~~。」


いや……いくらでも捻りようは……あの配分方法なら……とツッコもうと思ったが……

今日はやめておく。


ミドリ     「あと!原稿チェックしますからっ!」

タロウ     「ぐはっ!!」

ミドリ     「あんまりバカっぽいところはカットですからっ!」


そんな事をされたら、全部カットになりかねない……。

でも、とりあえず気分良くOKしてくれたので……今日は逆らわないようにする。


ミドリ     「最後に………。」

タロウ     「まだあるのか?」

ミドリ     「11月に2日ほどお休みもらっていいですか?」


まだ何か強烈な事を提案されるのかと思った。


タロウ     「ああ……そんな事ならどうぞどうぞ……。」

ミドリ     「沖縄に行ってきます!」

タロウ     「ほーーー。旦那とか?良く休みが取れたな……。」

ミドリ     「いえ……カナちゃんと4泊5日。」


若さいっぱい青春三昧主婦である。


一人残され馬車馬のように働く旦那さんを想像すると……我が身の様で涙が出てきた……。

そして心配になってきた。


タロウ     「ちゃんと旦那に聞いたか?」

ミドリ     「聞きましたよ。『カナちゃんと二人で沖縄旅行に行ってもいい?』って……。」

タロウ     「そしたらなんて?」

ミドリ     「『俺いくら出せばいい?』だって。」

タロウ     「……………。」


たった1年で、しっかり調教されている……。

既に旦那さんに拒否権は無く、援助する事が暗黙のルールとなっている。

どこかの国とどこかの国の縮図を……こんなところに垣間見た気がしたのである。


ミドリ     「さて……いくら貰おうかしら……。」


気分は既に恩納村……。




ミドリちゃん。今後ともバイトとブログと末永くよろしくお願い致します。


そして常連の皆様におかれましては「本物のミドリちゃんは80%の完成率」と言う事で……。
                                      ミドリ5 イラスト:

「80%?冗談じゃありません。現状でミドリちゃんの性能は100%出せます。」

「枝は言っていない……」

「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」






以下次号。