授業でネコ裁判 | 【実録】ネコ裁判  「ネコが訴えられました。」

授業でネコ裁判

「ネコ裁判ナマの会」の募集をしたところ……

やはりクジラ県の参加者が多いのではあるが……

遠く遠くカンピョウ県ギョウザ市からも参加希望のメールが届いた。




メールの「思いの丈」部分


高校の教員です。授業でネコ裁判を使っています(^^;

最初に断ったほうがいいかと思ったんですけど
公開されてるものだからいいかなぁ~と思いまして。(いまさら済みません)

ぜひ参加したいです。よろしくお願いします
m(_ _)m


遠く遠くからのご参加希望という事も少々驚いたのであるが……

「高校の教員です。授業でネコ裁判を使っています」のあたりに驚きを隠せない。


「ネコ裁判」が教材になってる!?

いったいどんな風に???


使っていただくのは一向に構わないが……著作権云々を一々言うワタシでもないし……。


判決の日の朝に書くのもなんなのでるが……ちょっとほのぼの

今日はそんなお話。



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早速返事のメールを書く。


元々、メールをマメにする性分ではない。

メールというのは所詮手紙。


こちらの質問に即答ではない。

その答えにまた質問がしたい時なんかは……まどろっこしくてかなわない。


なので単刀直入に


「高校の授業で『ネコ裁判』が使われている事に大変興味があります。

電話でお話を聞いてもよろしいですか?」


と書いてみた。


「夜7時過ぎなら大丈夫です。電話番号は098-765-4321です」


とのお返事。


思い立ったが吉日のワタシなので、早速その夜に電話。




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女の人    「もしもしー。」

タロウ     「こんばんわー山田タロウと申しますー。」

女の人    「いつもお世話になってますー。」


「ふふふ」と笑う女の人。


タロウ     「とりあえず……固っ苦しく話すのは苦手なので……フレンドリーでいいですか?」


と前置きをする。

言葉を選んでいると、聞きたいことが聞けないからである。


女の人    「いいですよー。『のんちゃん』で結構です。」

タロウ     「了解です。」


素早い打ち解け……サンキューである。


タロウ     「早速ですけど……高校の教材として『ネコ裁判』を使っているんですか?」

のんちゃん  「そうです。昔で言う『商業法規』の授業で使わせてもらってます。」

タロウ     「そうですかーーー。いやーーーもし国語の授業で『悪い文章の見本』として

         叩き台になってたらどうしようかと思ってました……。

         まぁそれはそれでネタになっちゃいますけど……。」

のんちゃん  「はははは……。いや……とっても読みやすくてやり易いですよ。」


サイトの読者さんにも添削をして誤字脱字を指摘してくれるありがたい人がいる。

でもプロの添削先生にこれ以上弄られたらさすがのワタシもヘコんでしまうかもしれなかった……。


タロウ     「どういう風に使っているんですか?」

のんちゃん  「商業科にある授業でしてね……商法とか民法の授業なんですよ。」

タロウ     「ほうほう……。」

のんちゃん  「で……ワタシは出来るだけ生徒達が実社会に出た後に役に立つ事を教えようかと

         思いまして……。実際の裁判の様子ですとか判例なんかを例に出して……

         『紳助』さんの番組みたいなケーススタディーで進行をしてるんです。」


なんとも楽しそうな授業である。


のんちゃん  「例えば……内容証明の書き方ですとか……裁判を起こした時の訴状の書き方や

         答弁書の書き方……手続きなどですね……。」

タロウ     「ほうほう……。」

のんちゃん  「で……そういった教材っていうのは固っ苦しくて難しいんです。

         それに雛形はあっても書き方の流れが載っていなかったり……。」


確かに学校の授業はそんなものであった。

ワタシもそんな経験がある。


のんちゃん  「で……夏休みの間に、何かいい題材は無いかとネットを探してて……

         『ネコ裁判』を見つけたんです。」

タロウ     「なるほど……。……で……生徒の反応はどうですか?」


とても気になる生徒の反応……


のんちゃん  「めちゃんこいいですよ!!」


おおおぉぉぉぉ!!!


のんちゃん  「最初は文章の部分だけをワープロで編集してプリントにして10枚くらいづつ……

         授業の最初に配って解説しながら『ああだ。こうだ。』とやっていたんですけどね……。」

タロウ     「ほうほう……。」

のんちゃん  「最近では生徒の方が待ちきれなくなって……直接ネットで読んでるみたいです。」

タロウ     「ぶはっ……。」

のんちゃん  「それに……選択で10人の授業なんですが……既にその中の一人が知っていました。」

タロウ     「ぶはっ……。」


ワタシも客商売がゆえに、いろいろな人と話をする。

だが……向こうから「ネコ裁判」の話をされた事はまだ無い。


高校生には蔓延してしまったか……ネコ裁判……。


のんちゃん  「コメントつけてる生徒もいるみたいです……。HNは内緒らしいですが……。」

タロウ     「はははは……。」

のんちゃん  「で……最近は選択授業で人数も少ないせいか……『ネコ裁判感想会』になってます。」


なんとも楽しい授業の様子である。

ワタシが一度受けてみてもいいかもしれない……。


のんちゃん  「最近は簡易裁判の訴訟件数も増えてきているみたいですし……

         いつ誰にでも訪れる可能性がありますよ……『ネコ裁判』みたいな事は……。」

タロウ     「そうですね……ワタシも驚いてますから……訴えられたの……。」

のんちゃん  「で……どうなんですか?本当になんの予告も無く裁判なんですか?」

タロウ     「ええ……。」

のんちゃん  「……………。」


タロウ     「車の上にネコが寝てるのは知ってましたけどね。私が見て……。」

のんちゃん  「はぁ………。ところで………川畑さんて……あのまんまですか?」

タロウ     「ははは……多少所作の描写は誇張はしていますが……

         発言内容などはそのまんまですよ。」


「所作の描写」はワタシの見た感想である。

「発言と訴状や準備書面」はそのまんまである。


のんちゃん  「でもね……タロウさん。」

タロウ     「はい?」

のんちゃん  「川畑さんもスタートの形がこんな『いきなり裁判』だったから……

         敵みたいになっちゃってますけど……普通に知り合っていたら、

         普通の人だったかもしれないですね……。」


仰るとおりである。

ワタシもそれは思っていた。

確かに特徴があって…時々毒っ気はあるかもしれないが……そんな人は世の中に沢山いる。

かく言うワタシが毒の塊である。

人の事は言えない。


ただ今回は状況が違う。

いきなり戦場で会った2人である。

「こんな形で出会わなかったら……お前とはきっと……。」

なんて言う古臭い映画の古臭いセリフが脳裏をよぎる。


タロウ     「でも仕方ないですよね……。こうなった以上は……。」

のんちゃん  「そうですね……。」


「容情不動手、動手不容情」

情があるなら手を出すべきではなく、手を出すならば情を残すべきではない


スポーツならば勝ち負けの判定がついた時点で終わりで良いだろう。

だが裁判はスポーツではない。

法律を使った正当なケンカである。


やる時には徹底的に潰す。

そうしておかないと、後々反撃をしようとする心が芽生えてしまう。

心が相手に対して「敵わない」と思うまで潰す。

事が始まった以上、こうする事が禍根を残さない方法だとワタシは信じている。


のんちゃん  「ところで……最近コメント欄が白熱していますね……。」

タロウ     「そうなんですよ……ははは……。」

のんちゃん  「ちょっと普通のコメント書きづらいですよね……ワタシ滅多に書きませんけど……。」

タロウ     「そうなんですよ……ははは……。」


まさに仰るとおりである。


のんちゃん  「白熱した法律論を書く方が増えたみたいで……。」

タロウ     「実は『普通のコメントが書きにくい……』ってのはワタシも危惧しているんですよ。」

のんちゃん  「そうですか……。」


コメント自体に優劣は無いのである。

ただ……皆様参加型のコメント欄が最高である。


タロウ     「ワタシ……『コメディータッチ』って書いてますから……そのあたりのコメントが好きです。」

のんちゃん  「ですよね~~。」

タロウ     「ワタシの作った笑いのポイントに笑ってくれたってのが一番好きです。

         だからぶっちゃけ……3~5行までの短いコメントしか……最近読んでません。」

のんちゃん  「ははは……。」

タロウ     「一応読もうとは思うんですよ……でも個人宛のコメントを10~20行も書かれているし……

         『ま……いいかな……』と……。」

のんちゃん  「紳助の番組でも……弁護士の意見があれだけ違うのに……法律論をやり出したら

         止まりませんよ……しかも素人や勉強中の方が……。」
タロウ     「仰るとおりで……。」


最近は丸山さんと北村さんが確かに増えた。


のんちゃん  「ワタシも教員免許を取ってますから……そういう方面には人より

         多少は知識があるとは思っています。だけどコメント書きません。」

タロウ     「ええ……。」

のんちゃん  「まぁ……法的知識云々の前に……ここでやるべき事じゃないって空気を社会人として

         読んで頂きたいですね。」


少々手厳しいのんちゃん……。


タロウ     「まぁ……基本的に削除しないワタシが悪いんですが……。」

のんちゃん  「いえいえ……。」

タロウ     「とりあえず白熱した場合は、『雑談用』とか『お店の外』を使ってもらうように

         促したんですが……。」

のんちゃん  「はい。」


「お店の外用」……正直作った時……少々皮肉を込めた。

ブログをお店として……ワタシが店主。

コメントを書いてくれる人や読者さんがお客さん。


そういうシュチュエーションで「ケンカするなら店の外でやっとくれっ!!アタシャ止めやしないよっ!!」と

言われたら普通は言われた時点で沈静化すると思っていた。


でも甘かった……。


タロウ     「ワタシが言い出さないと……移動しない様子で……どこでも始めちゃうんですよ。」

のんちゃん  「困りますね……。」

タロウ     「コメントを頂けるのは歓迎なのですが……どこからが……って判断が難しいところです。」

のんちゃん  「それこそ個人の判断が良くなるしか無いですね……。」

タロウ     「ですね……。」


…………。


のんちゃん  「お話長くなっちゃいまして……。」

タロウ     「いえいえこちらこそ……お忙しい中すみません。」

のんちゃん  「オフ会が当選するのを祈ってます。」

タロウ     「そうですね……その辺、公正な抽選ですので……お願いします。」

のんちゃん  「はい……。」


外れたら申し訳ない。

でも仕方ない。


タロウ     「今のところ、開催人数は集まってまして……マックスにはなってませんので大丈夫かと。」

のんちゃん  「ありがとうございます。」

タロウ     「あっ!!この電話……ネタにしますがよろしいですか?」

のんちゃん  「もちろんですっ!!生徒が読んだらびっくりですね!!」


ははははは……。

ビックリしろ……生徒。


タロウ     「では……。」

のんちゃん  「では……。」




電話を切った。

20分も話してしまった……。

こういう接触もブログ始めて良かったなと思う今日この頃である。



次回は判決編




以下次号。