原告準備書面 | 【実録】ネコ裁判  「ネコが訴えられました。」

原告準備書面

平成17年(ハ)第1345号

原告   川畑カズオ

被告   山田タロウ



準備書面

平成17年7月26日

原告   川畑カズオ


被告答弁書に関する私の言い分


3ページ①該当畝個に関しては被告も迷惑をしている

ニ) 被告所有のネコのエサを勝手に食べる。

ホ) 防御策として網戸及びサッシを閉めるが勝手に開ける。

について


被告が迷いネコに放蕩に迷惑しているのであれば飼い猫の食事の時のみエサを与えればよく、迷いネコが容易にエサを食べれる場所に放置しない。

また網戸は開けたとしても重いサッシを猫が開けるのは無理であると思われるし、鍵を閉めれば侵入は不可能である。



3ページ③被告の該当ネコに対する処置

イ) 被告は該当ネコに対して給餌していない居住を認めていない。

について


ネコが自由に侵入できて餌を食べれる状況をつくるのは実質的に居住を認めている。

被告の家で該当ネコがエサを食べ出入りするのを目撃した証人が多数いる。



4ページ①原告の事実確認の不足及び不備に関して

ニ) 本件の前に起された訴訟(平成17年ハ1234号)は平成13年に死亡した被告祖父に対する物であった。

について


カツヲ市サンマ区役所で調べた地図には被告祖父の名前があったので、ネコに餌を与えている家の家長として訴状を送った。被告が話し合いの場を持とうとしないので役所で調べるしかなかった。

被告が話し合いを持とうとしなかったと考えるまでの経緯と理由は、被告は該当ネコが車の上に乗っている事実を知っていたが、車の所有者の原告に謝罪をせず無視をし続け被害を放置したから。

被告の親族が2階ベランダで洗濯物を干している時に、駐車場から車を出そうとする原告と視線があって同時に被害現場もたびたび目撃している。告訴後、電話での会話でも「車の上にネコが乗っているのは知っていた」と認めている。


イ) 本件では削除されているが(平成17年ハ1234号)では「被告子息が無断で駐車場に侵入して猫との遊び場にしている」の一文があり写真も添付されている。しかしながらこの写真の女子は被告の子息及び血縁関係者ではない。被告子息ではない女子の写真を提出し「被告子息」と決め付けていた。

について


写真を撮る前に女子と一緒にいた男子に、あの子はあの家(被告の家を指差して)の子供かな?と聞いたら「うん」と答えたため間違えをしてしまった。子供は純粋な存在だと思っていたためその通りに解釈してしまった。後日改めて男子に確認したら嘘だとわかった。


ハ) 本件に関しても該当ネコの所有に関して被告に確認を取っていない。住居部分に上がり込んでいるだけで被告所有のネコと決め付けている。

について


3月21日に中立的な立場から該当ネコの飼い主及び、被害状況を確認してもらうために動物愛護団体「動物愛護の適正飼育を指導する会」の山本氏と赤井氏に調査を合わせて協力をしてもらった。11時14分に被告宅で該当ネコが餌を食べ、水を飲む姿を確認した。

その状況から被告宅が該当ネコの生活場であるのがわかった。ネコの保護活動を専門にされている山本氏の見解は「飼い猫特有の行動(ネコがリラックスした状況で餌をたべる。私たちが近づいても餌場から逃げない、被告が主張するように該当ネコを追い払っているのであれば、人間の前で堂々と餌は食べないはずである。)であるとのこと。

その事から被告が該当ネコを飼っているのは明らかだった。

その後原告以外にも該当ネコが被告の家の中で餌を食べて出入りしている現場を目撃した者がいる。

例え野良猫であっても餌を与えている場合は、飼い主責任が生じるのはあたりまえである。


「保健所内ネコ発見時の通報記録」に保護と申請してあるように、該当ネコが被告宅を生活の基盤である以上まさしく責任が生じる保護である。



4ページ②原告の告訴の仕方について

イ) 前訴訟(平成17年ハ3959号)を起す前に原告は被告に対して全く話し合いの場を持とうとしていないし事実確認もしていない。

について


被告が被害を知っているのに無視を続け謝罪をしないので、第三者に協力してもらい事実確認をした。

近隣住民に該当ネコが被告の家で飼われていることを聞いた。(それ以上の情報及び協力は近隣住民関係に問題がおきるから協力できないとのこと)

動物愛護団体「愛護動物の適正飼育を指導する会」山本氏、赤井氏とともに被告の家で該当ネコがエサを食べる事実を確認した。

原告以外の者が被害の確認及び被告の家で出入りしエサを食べる該当ネコを確認した。



ロ) 前訴訟を取り下げ本訴訟に移るまでに原告からの連絡は1回のみで「被告は誰にすればいいですか?」と言う内容のものであった。

ハ) その電話の際に原告は被告に対しネコの所有者の確認をすることもしていない。

について


電話で原告の裁判の趣旨を伝えて、被告名を聞き、なぜ該当ネコが車の上に乗っているのを知っていて原告に謝罪しないのか聞いたら、被告は「訴状は山田タロウ宛に送ってくれ」「被害は知っていたがそれ以上は裁判の作戦があるから言えない」と答えた。

最後に原告が「今でしたら話し合いの場で解決できるかもしれません」と伝えたら、被告は「話し合いを拒否する。どうぞ訴えてください」と言った。

被告の「うちのネコではない」と言う主張は電話では聞いていない。訴訟後に送られてきた被告の答弁書で知っただけである。



ニ) 本件に関しても訴状がいきなり届いての損害賠償請求である。

について


本件に関しては電話で被告名と事実を知りながら謝罪に来ない理由を聞いた時に話し合いを提案している。

被告はエサを与えている該当ネコの被害について知っていたが事の重大さを理解せず、飼い主責任を放棄しているため損害賠償請求を送るしか方法が無い。


5ページ③原告の所有物(車)管理について

イ) 原告は駐車場を賃借契約する前に周辺状況を調べる必要があった。
について


被告の家が該当ネコの生活の場になる以前から、原告は駐車場を借りていた。被告の家で該当ネコが住み着きエサを食べるようになるまでは、車にネコが乗る被害はなった。



ハ) 又、そのような形式の車庫が近隣に無い場合は車にカバーを掛ける等の処置をする必要があった。

について


車に被害が及ばないように近隣のコインパーキングでなるべく駐車し、万社の場合はしかたがなく借りた駐車場に止めた。その時は臭いスプレーなどで防御策を実行した。

現在は他の場所に駐車場を借りている。



ニ) 原告は車の上にネコが乗ることを知りつつ、一切の防御策を取らなかった。(カバーを掛ける・ネコ避けスプレーを吹く・車上部を水で濡らして置く等)

について


動物愛護団体、市役所、インターネットなどでネコの撃退方法を聞いて実行した。ネコを脅かすために棒を持って追いかけた。スプレーを車の屋根に噴射したなど。



6ページロ) 訴状添付書類の見積書から推察するに車の全面塗装と幌部分の取替え工事代金として1,100,758円を請求しているが、ネコが車全体に傷をつけるとは考えにくく又、該当ネコがつけた傷であると言う物証が無い。損害賠償請求の原則である「原状回復」の視点から見ても明らかな水増し請求である。

について


該当ネコの足跡が車全体にあり、車の上に乗って降りるときに傷をつける場面を目撃した証人も多数いる。

ネコの足跡がついている部分を調べた結果車全体に足跡と傷があるため、BMW正規ディーラーの鰹オートで全面塗装の見積もりにとなった。原状回復の視点から見て正しい見積り額である。




被告は二月中旬に迷いネコの報告をしたが、その後該当ネコにエサを与えて出入りを自由にしたことは実質的に飼い主の行為である。また被告は該当ネコの元の飼い主が見つからない場合は、自分で飼うためにカツヲ市に対して発見報告をして保護した意思がある。だから該当ネコが頻繁に被告の家でエサを食べることを許していた。飼う意思がなく、被告の飼っている猫にも迷惑をかけると考えるなら、該当ネコの侵入を防ぐためにサッシに鍵をしてエサを置かないなどの対策をするはずだ。しかも3ヶ月以上調査したが証拠写真②の場所に置かれているエサを食べて、出入りを目撃したのは該当ネコだけだった。明らかに該当ネコのために置かれたエサだった。


以上が原告「川畑カズオ」の言い分です。