私が最も苦手なことは、


「走ること」だ。


とにかく体力がなく、そのうえ根性もないので


長距離走なんてゴキブリより嫌いだ。


しかし、ここ何年もまともに運動していなかったため


最近になってストレスを感じる機会が増えてきた。


そんなわけで、


今日から毎晩走ることにした。


コースは城北公園のグラウンドまで自転車で行き


そこを歩いたり走ったりしながら何周かするというもの。


まずは今日の感想を述べる。


城北公園に着き


走り始めて1分が経過すると、


徐々に息が苦しくなり


「ふぅー、やっぱり体力が落ちてんなぁ・・」


喉の奥から血の味がし始めた。


「懐かしい味だ・・・実に4年ぶりの味だぜ・・・」


高校の部活を思い出しながら走っていたが、さらに1分ほどすると


「脇腹が痛てぇな・・・まぁ無理は禁物だな・・」


さらに200mほど走ると


「酸欠だ・・そろそろランナーズハイに達しそうだぜ・・・」


そこからペースを落とし、2分ほど走る。


「めまいがする・・・心拍数、血圧ともに危険な数値だ・・・」


それでもがんばって走ると


「ぐあ!背中に猛烈な違和感が!」


スラムダンクで“背中の違和感”の危険性に関しては学習済みだったので


「今日はこの辺で勘弁してやるか・・・」


そそくさと帰宅した。


【走るって なんだか気持ちが いいですね】