◆ 副題・『西と東の高低差約 2.8m斜面地(一切造成せず)のママ建設し・斜面地創りの庭に住み続け26年女性建築士達に見て頂く』。 

 

 

■ 画像 1の左側は1993年竣工時の床の間付き客間10帖中村が写す。 右側は26年後の2019年5月20日中村が写す。

 

 ◆雑談になりますが、1993年当時 この住宅が立地する旧山方町舟生地区には集会施設が無く、各住民宅が持ち回り方式で集会を営んでおりました。 故に・当家ではこの床の間付き10帖と8帖(間口二間の押入れ付き)の二間続きを客間として設置しました。

 

 

 ■ 画像 2 の左側は 『佐賀錦織及び紙布の作家 桜井貞子さんが西ノ内紙を裂き+より+糸にして+染+織りあげて紙布(しふ)製畳縁(たたみへり)』に至る工程を示す・竣工当時の画像です。 右側は26年後の2019年4月に 鮮明色に創り替えた紙布製畳縁が桜井さんから届き・表替え5月20日に紙布製畳縁付の畳表替え工事 18帖+床の間2帖が完了し、中村が写しました。 26年前の色今回は京都御所の畳縁色に近い色との対比をご覧下さい。

 

 

    ◆追記。 新しい 紙布畳縁の色名❔ から 『日本の色・植物染料のはなし 吉岡常雄 著 紫紅社』 からスキャンしましたが、1 あるいは 7 の色か・・・・・❔。 私には判断が付きませんでした。    

  

  ◆補足。 畳表替え工事とは畳の裏側を表に・表側を裏側に返す入れ替え工事ですが、入れ替えた畳は新品に生き返ります。又 紙布=過っては丈夫な野良着でしたから、色褪せはありますが擦り切れは皆無=丈夫さの証し・私も記念に 1本頂きました。畳表替えは通常7年~10年ですが、使用頻度が低い客間ですから26年間もせずに至ったのです。

 

 

■ 画像 3 は 『当時 西ノ内紙の紙漉き師であり・当住宅の主の菊池三千春(みちはる) さん』 が 『雑誌 住宅建築 1993年11月号に掲載・『和紙で包む家+西ノ内紙等を偽らずの心境を綴りました文章をスキャンしました』。お目通し下さい

 

 

 

■ 画像 4-1 は 『当家の内部仕上げ表です。 壁・天井の仕上げ材は三千春さん作の和紙(赤鉛筆印す)です。文字が小さく読み難いですが和紙は主役と脇役の2色張り』を行っております。 末尾の画像 9 に 私の思い入れ・主旨を当雑誌に綴りました。お目通し頂けましたら幸いです。

 

 

■ 画像 4-2 は 2019年5月26日午後1時過ぎから 茨城県建築士会 女性委員会主催26年を経過した茨城県産西ノ内紙張りの家を隅々までお見せし・質問にお答えする勉強会参加した方々18名。ビニールクロスと異なり 西ノ内紙の見すぼらしく成らぬ丈夫さ・暖かさ等の実体験紙漉き場にて紙漉き体験をされ帰られました。

 

 ■追記■ 10月7日に5月26日行った茨城建築士 女性委員会主催の勉強会について『けんちく茨城』に掲載されましたから追記としました。

 

 

 

 

 

■ 画像 5 は 冒頭の副題に綴りました、『高低差約2,8mに建築しました断面図』です。 お目通し下さい。

 

 

■ 画像 5 の左側は 傾斜地に建設の証しの上棟時の画像。「水下が東側=2階建」・「水上が西側=平屋建」です。 右側は 26年後の9月28日に水上の西側=平屋建の風景・傾斜地の庭を中村が写しました。

 

 

■ 画像 7 は 『上棟=棟木が末口の直径120㍉×長さ16,4m、皮むき杉丸太1本もの田舎でしか見られぬ創り方』です。 原画を紛失・雑誌をスキャンしました画像です。    

 

   ◆ 発想の原点=1979年に茨城に帰省した当時・県北地域を歩き廻りました、農家住宅なのに・屋根の棟中央箇所が下がっている家々があちらこちらに存在に気が付く。 お尋ねすると共通している事は昭和15年前後の戦争中に建設=大工職方不足+材木不足が浮かびあがりました。『屋根の中央付近が下がる・沈んでいる家は貧相そのもの、棟木を繋がずに1本ものにすれば下がらぬ』からでした。

 

 

■ 画像 8  の左側は竣工した1973年の秋・そば畑共に写した南側外観です。 右側は26年後の2019年秋 9月28日そば畑と共に写しました。 

 

 

■ 画像 9 は 雑誌 住宅建築 11 月号に 使用した和紙の事柄と職人の事等を設計者として綴りました。お目通し頂けましたら幸いです。

 

 

■ 画像 10。 竣工当時の玄関壁と下足入れ。壁・天井は未ざらし和紙と5色染細幅帯=青(春)・赤(夏)・黄(土用)・白(秋)・黒(冬)との対比。

  そして・下足入れの戸襖の青と木部の黒との対比。

 

 

■ 画像11。畳中廊下の終点・玄関と同じく・未ざらし紙 と 5色細帯との対比。

 

 

■ 画像 12 。 夫婦寝室 黄染和紙 と 余白の未ざらし和紙との対比。

 

 

■ 画像 13 。 2階WC  の壁・天井 赤染和紙 と 木部の黒との対比。

 

 

■ 画像14 。2階から1階に下りる階段室、壁・天井の黒染和紙・障子の未ざらし紙 と 赤の階段板 との対比。                  

   画像9~14は竣工当時の写真です。