2023年12月9日。快晴。

まえから不思議に思っているのだが、

神田淡路町の小さな一角に、

老舗名店が集まるところがある。

 

淡路町 ぼたん、いせ源 神田藪

 

池波正太郎が愛した鶏すき鍋の「ぼたん」。

ちなみにここ、ネットをみると「完璧」と評されている。

それから、あんこう鍋で有名な「いせ源」。

カミさんは食べたことがあるらしい。

「神田藪そば」。

「藪」は談合坂下の竹やぶが語源で、そこにあった「蔦屋」が元祖らしい。

東京のあちこちで見かける「更科」「砂場」と並ぶ三大そば屋だ。

「竹むら」。

おしるこ、揚げまんじゅうなどの甘味で有名な店だ。

「まつや」。蕎麦屋だ。

ここも池波正太郎が贔屓にしていた店で、

行列は、この「まつや」がいちばん長かった。

 

これらの店が、五十メートル四方に、ぎゅっと集まっている。

わたしは、実は、一軒も利用したことがない。

ぼたん、いせ源あたりは1~2万円の予算になるが、

一度は行ってみたい。