午後、病院の8Sナースステーションから携帯に電話
看 「たちこまさん、病室移動するんだけど、個室でも良い?」
私 「私は良いんだけど、本人は嫌がるよ。
せめて、ついたてのある特室でお願いします。」
(4人部屋なんだけど、ついたてがあって2,000円の部屋)
そのころたちこまくん、リハビリ終わって8階に凱旋。
た 「私、8Sに戻れないまま退院しちゃう~」
た 「居候だと、何かと気を使うし、シャワーもいけないよ~」
た 「だから、退院するんだ!」
===なぜか、この話が今日外来の主治医の耳に===
看 「たちこまさん、今日退院するんだって?」
主 「?? 感染症まだ完治してないけど。
それに、週末でないとお迎えもないはずなんだけど?」
・・
夕方
11階の廊下、パタパタ~ 電話しながら
看 「あっ、ご主人が見えてます。」
私 「?」
私 「 面会に来たよ~ 」
た 「今日退院する!」
た 「病室移動するくらいなら、退院してもいいでしょ!」
私 「今日は無理だと思うよ。せめて今週末まで
身体休めていようよ」
そこへ、主治医
主 「どうする~」
====先生、そこはどうするじゃないでしょ===
た 「熱も下がったし胸のあたり痛いのは前からだし
今日、退院してもいいでしょ!!!」
主 「明日、血液検査と尿検査あるし
耳の検査もしたいからもう少しおってよ」
====先生、今週末、、今週末===
主 「明日、病室移動するけどもう少し
入院してて!」
た 「水曜日くらいに退院してもいい?」
主 「考えとく」
===と言って、聞いてくれたことはない===
た 「私、動けるし居ても治らない病気だし
もっと重篤な患者さんのために病室あけとこうよ」
===何を言ってる。あなたも重篤ですよ===
私 「家帰っても、しっかり食べて、休めるのなら
退院してもいいんだけどな。」
た 「大丈夫!帰ってきたときには
布団の中にいるから」
===帰ってくるまで、何をしているんでしょう===
決して家に帰ってきてほしくないわけではない
ただ、頑張り屋さんはこうでもしないと
自分から、自分の体をいたわろうとしないでしょ
たまには猫さん達みたいに
ゆっくりしようよ
くん 「いわんこっちゃない。
僕みたいに、ゆっくりとすごせばいいのさ」
