3日前にやっと式が何時から始まるか教えてもらった母親としては
今日がどんな結婚式になるか想像がつくはずもなく
着物を着れば草履を履かざるを得ないので歩けるかどうかが心配だった
3時間前に式場へ行き、着付けとヘアメイク、これにもわけがある
化粧品など子供の入学式と卒業式くらいにしか使わないのに
なけなしのファンデーションも落として割ってしまい口紅すら何処へ行ったのやら
娘に当日、最低限の化粧品を貸してくれと頼んだら式場に頼んであげるからと言ってもらった
したこともないヘアメイクやお化粧もしてもらい、草履も何とかなりそうで
式場ではとりあえずじっとしてなさいの家族の心配りで挨拶回りは主人にお願いした
人前結婚式で神父様も神主さんもいない、教会のような所で打掛着ての式だった
披露宴会場では来賓の挨拶一切なし、成長記録のフィルムが流れたのと
友人たちのチェロとバイオリン、ピアノの演奏が披露されただけで
ゆっくりと食事に専念できる私にはうれしい結婚式だった
披露宴会場はオープンキッチンでなかなか素敵なところだった
最後に娘が手紙を読んでくれて、隣で主人がボロボロ泣いている
娘と私はそれ見ながら、頑張ったよねと二人で笑っていた
取りあえず一仕事終わったかな
明日もう1日休みを取ったら主役の二人は仕事です
取りあえず良かったね本当におめでとう
