もんじゅ廃炉決定 | ヒロシマ平和公園の四季

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「ヒロシマのこころ」とは、報復の連鎖を断ち切ること。
広島平和公園の碑めぐりのガイドをしている"たっちゃん"が、
平和公園の四季を通じて「ヒロシマのこころ」を届けます。

政府の原子力関係閣僚会議は12月21日、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉を正式決定た。「夢の原子炉」と期待された高速増殖炉だったが、1兆円以上の事業費を投じながら、相次ぐトラブルで幕を下ろした。一方で、使用済み核燃料の再利用を目指す核燃料サイクル政策は維持することも決めた。「新たなチャレンジを求める」として、もんじゅに代わる高速炉の開発を続けることになった。この「新たなチャレンジ」には国民の同意が不可欠である。昭和30年の「原子力基本法」から狂ったように走り続けた、日本の原子力政策は一体何だったんだろうか・・・。