鉄道模型珍品堂「ドイツのガラス電車」の巻 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 先月の「鉄道模型珍品堂」企画では、スイスのロープウェイ模型を紹介したので、欧州つながりで、ドイツの観光電車の模型をとりあげさせていただく。
 展望重視の設計で、車体の上半分を全面的にガラス張りにしたことから「ガラス電車」として有名な観光電車で、ドイツ国鉄のET91形という形式だ。1935年、1936年に1両ずつ製造されているが、1両は大戦下の1943年に爆撃を受けて廃車になっている。
 残った1両は戦後も活躍を続けたが、1995年に事故で駆動系を損傷してしまい、走行不能となってしまった。しかし、廃車解体は免れて現在も静態保存されている。
 人気のある電車だけに複数のメーカーから何度も模型化されているが、当鉄道に在籍するのはオーストリアのROCO社製のモデル。同社からも何度かリリースされているが、品番43525という製品。時代により、外部塗装もさまざまに変化しているが、落ち着いたこの塗装が一番似合っていると思う。
 外国形の鉄道模型は詳しくないので詳細はよく分からないが、外箱に「輸入元:天賞堂」というシールが貼ってある。天賞堂がROCO社の総代理店を務めていたのはかなり前だから、そこそこの年代物だ。基本、海外の車両にはあまり興味がないのだが、こういう夢のある車両は子供の頃からの憧れで、お手頃価格の中古品があったので入手したもの。

 欧州の鉄道模型らしいプラスティック製で、車体は上下に分けて成型した物を合体させてある。動力は、実車通り片台車のみの駆動で、床下モーター方式。ただし、走りはあまり快調とは言えず、調整が必要なようだ。
 屋根には形状の異なるパンタグラフが2台載っている。走行線区によって使い分けるそうで、おそらく2台を同時に上げての走行はないのだろうが、形態が分かるように両方を上げた状態で撮影している。このパンタグラフ、見た目はかなりゴツいものだが、がっしりとした造りで、おそらく架線集電に対応しているものと思われる。
 車内には、運転士と乗客のフィギュアが乗せられており、観光電車らしい華やかさを演出している。ちなみに定員は72名だそうだから、意外と詰め込み仕様だ。

 最後に「こてはし鉄道」様に乗り入れさせていただいた時の勇姿を。日本の風景のなかを行くガラス電車。日本のどこかの鉄道が購入し、観光電車として走らせたら・・・などと妄想するのも楽しいものだ。