運命の女神が微笑み、順風満帆だったように見えた日々に、異変が見え隠れし始めた。

 

 

『乗り越えられない試練はない』って、ドラマ【仁】でも言ってたよね。

 

今の私なら、こうします。

 

そんな言葉なんて

ホントかよ!って笑って蹴飛ばします。

 

 

【運命があるとしたら】

1. ヒーリング能力の開花

2. 閉ざしていた“回路”が開く

3. アパレルパタンナーから、心の世界へ

4. 闘うことを止めた日

5. 魂が叫んだ

6. ついに使命を知る

7.使命に引っ張られた?

 

 

楽しく学んでいる最中に、体調の異変が始まってた。

 

生理が止まらなくなり婦人科へ。検査すると目立った問題もなく、年齢的なものでしょうとホルモン注射を打ってくれました。

 

それでも治らずおかしいな…と過ごすこと数か月。やはり変だともう一度診察を受けると、子宮がんが見つかったのです。

 

 

***

 

 

『私死んじゃうのかな…』という思いが、心のどこかにいつもあり、それを感じたくなくて、治療に全力を注いだ。ほんと、とってもビビりな小心者です。

 

真正面から死を感じて、わんわん泣く人のほうが強い。私は怖くて、死と向き合えなかったし、病気とすら向き合えてなかった。

 

自分が病気を受け入れてないと気づくのに、四ヶ月かかった。受け入れられなくてもいい、それでもいい。病気になって嬉しいと思う人は少ない。いいんだよって、ようやく言えた。

 

 

 

そんな風にやっと『受け入れてない私』を受け入れた矢先、今度は転移の疑い。でも人間ってすごいんです。『死へのを覚悟』という思いで恐れを包んでしまう。すると、しなやかで力強く穏やかに過ごせてしまう、そんな経験をした。

 

結局、転移はしてなかったけど、そうなると今度は、恐れてたことすらも無かったことにしてしまう。周りから、結果聞くまで怖ったでしょう?と聞かれても、ピンとこないくらいに。

 

 

***

 

 

こんな風に死への恐れを完全にないものにしていた私が、ある時思ったの。

 

 

がんってウイルスとかではなく、自分自身の健康な細胞のミスコピーから生まれる。ほとんどの人で起きること。ミスコピーでも私の一部なんだなぁって思った。自分のイヤな部分だから、なくなればいい?なんかそれって違うような気がした。

 

アニメ『はたらく細胞』でも同じような視点で触れていた。ネガティブな面だけを見て否定している、自分の弱さを否定してる私と重なったんです。

 

 

それに、わたしの病気の細胞はとても活発で、やりたいことのために、次々と資格を取る私と似ていた。

 

私がそこにいるような気がした。

 

 

そして。

 

死にたくないから治療するの?

治療するため生きてるの?

死にたくないから生きてるの?

生きるために生きてるの?

 

それ、違うよねって。

 

 

これに気づいてから、病気と闘うのも終わりました。

 

 

闘う相手なんて、どこにもいないと気づいた。闘ってないわたしは、“ガンサバイバー”と名乗ったことはありません。

 

 

***

 

 

病気になったのも運命なのかはわからないけど、病気になる前の私とは、色んなことが変わった。一番変わったのは『何もしなくても愛される』ということを受け取ったことかもしれない。

 

ただ病院のベッドで、寝て、起きて、ご飯食べて、おしっこして、それしかしてないのに喜んでもらえるの。料理も、掃除も、役立つことなんて、何にもしてないのに、それどころか心配いっぱいかけているのに、愛されているという経験。


 

そんな経験の中で私は更にゆるんでいき、私なりの奥行きのある、彩り豊かな人生を受け取れるようになっていった。

 

そして、弱い“私”と共に生きることができるようになったときに、魂が叫ぶ瞬間が来たのです。

 

5)へつづく

 

~やさしさの中で愛おしさ溢れる対話~

インナーチャイルド・コーディネーター

 

やまがた貴子(心理セラピスト)

 

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