こんにちは、つな動です。
お家の子はお元気ですか?
ワンちゃんネコさんが動物病院を嫌いにならないように、当院で心がけていることをお知らせします。
動物病院がすでに嫌いな場合は
◯ お薬で気持ちを和らげる(2024/05/27更新)
動物病院が嫌いなワンちゃんネコさんを無理やり連れて行くと、大暴れしたり心に傷ができるかもしれません。
そんな場合は、来院の1−2時間前に気持ちが落ち着くお薬を飲ませると、動物病院に来てもあまりストレスを感じなくなります。
当院では「ガバペンチン」というお薬をよく使用しています。
ガバペンチンを飲ませると、人がお酒を飲んでほろ酔い状態になった感じになります。
診察室内で心がけていること
◯目を合わせない。
緊張しているワンちゃんネコさんは目が合って見つめられると、睨まれて威嚇されていると勘違いしてしまい、さらに緊張してしまいます。
ですから、なるべく目を合わせないようにしています。
◯ケージから引っ張り出さない。
緊張しているワンちゃんネコさんは、隠れていたいのでケージから出たがりません。それを無理に引っ張り出そうとすると、怪我をしたり強い抵抗をすることがあります。
ですから、自発的に出てくるのを待つか、ケージを傾けて滑り出てくるようにしています。
◯すぐに触らない。
ワンちゃんネコさん達にはそれぞれの動物種間でのマナーやルールがあります。ワンちゃんであれば匂いを嗅ぎながら相手を確かめる、ネコさんは視線を逸らしてゆっくり近づくなどです。いきなり触るのはどの動物種でもマナー違反です。
(これらの動物行動学を学ぶとワンちゃんネコさんの気持ちが分かって面白いですよ。→おすすめ参考書籍)
ですから、ワンちゃんネコさんの許可を得ながら触るようにしています。
◯ネコさんはタオルで包む。
ネコさんは場所の変化に強いストレスを感じます。診察台の上に乗るのは非常に強いストレスを感じています。ネコさんは隠れる事でストレス軽減を図ります。
ですから、ネコさんがケージから出てもらったら、すぐにタオルで包んで隠れてもらっています。
稀に隠れなくてもへっちゃらなネコさんもいます。
◯大きな声を出さない。素早く動かない。
緊張しているワンちゃんネコさんは、大きな音がしたり誰かがいきなり動くとびっくりしてしまいます。時には診察台から飛び降りたり、逃げ出そうとして怪我をしてしまうことがあります。
ですから、診察中は声は小さめで、ゆっくり動いて、びっくりさせないようにしています。
◯注射は気づかれないうちに。
緊張しているワンちゃんネコさんは痛みに敏感になっています。そのような状態の時に注射をすると必要以上に痛みを感じて、病院嫌いになってしまいます。
ですから、注射の時には別の所を撫でたり触ったりして気持ちを逸らしているうちに、サッと注射をしています。
◯嫌がることはしない。
ワンちゃんネコさんが嫌がったり痛がる治療を行うと、そこの部位を触らせてくれ無くなったり病院を嫌いになったりします。そうなると治療が出来なくなり、ワンちゃんネコさんが病気で苦しむことになってしまいます。
ですから、嫌がる痛がる治療はなるべく避けて、ワンちゃんネコさんが受け入れてくれる別の方法を考えるようにしています。
他にも色々と心がけていることがあります。
別の機会にお知らせしたいと思います。
つな動HP診療案内の「当院の特徴」もご覧ください。→こちら
それでは
お家の子に幸せが訪れますように。
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