今日、村上春樹の新作を買いました。

以前に、彼の作品は初期以降は苦手という内容を書きました。
リアルタイムで読んだのは『ねじまき鳥クロニクル』からですが
その前に偶然にも時系列に作品を読み続け、『ノルウェーの森』で
決定的に苦手になり、それ以降は毎回出る度に、
ものすごい葛藤するんですが、結局買ってしまうんです。

怖いもの見たさなのかな?とか最初思ってましたが、
結局のところ、彼の文章が好きなんだという事に気付きました。

上手い文章を書く人は山程いますが、
あの洗練された美しい文章は唯一無二です。
内容がどうであれ、あの紙の上を踊るような軽やかな文章は
読んでいるだけで、とても気持ち良いのです。

彼の文章にも賛否両論あるかと思います。
あまりにもドライ、クール過ぎるとか、言葉の力、重みを感じない
とか、色々批判的な見方もできるでしょう。
それは好みの問題です。
でも逆に言えば、好みの問題と言えるだけの地位を
既に確立している訳です。
つまり技術的には誰もが認めるところまで達していると。
そんな好みの問題以前のひどい文章を書く作家なんて
著名な方の中にも随分といる訳ですから。

まだ、ページを少しめくっただけですが、ワクワクします。
ただそれと反面、また期待を裏切られるんじゃないか?
という恐怖感は否めませんが…。

いずれにしても読み終わるまでは分かりません。

また読み終わったら、感想を書いてみたいと思います。

ではでは。
不思議に思う事。

様々な方のブログやHPの自己紹介欄に書かれた
好きな洋楽アーティスト。
口を揃えように同じ名前が並ぶ。
聴いている方にも、アーティストにも失礼だから名前は挙げないけど、
何故?って思います。

と言うのは、そこに書かれているアーティストの作品って
特に聴き易い訳でもなく、夢中になるような要素も無いからです。
つまりポップでもマニアックでもない音なんです。
だからこそ、何故それが王道になるのか分からないんです。

しかしそこには確かな理由があるはず。
偶然がいくら続いても必然にはならない。


ここに一つの仮説を立ててみましょう。

まず情報源。
どこからそれを知るのか?
恐らく、洋楽を聴こうと思うけれど、何を聴いたら良いのか分からない。
そこでコンピレーション(オムニバス)盤を買ってみる。
その中から自分が好きな音楽、アーティストのアルバムを買う。
そして、ライナーやネットでそのアーティスト周辺の事を調べる。
そうすると結果的に同じ地点に辿り着く。


次に買う所。
最初からマニアックで入りづらいレコ屋には行かない。
まずはHMVやTower Recordといった大手のレコ屋、
あるいはツタヤ等の近所の比較的入り易い店に行く。
大体、↑に書かれたようなコンピや、そこに収録された
アーティストの作品は入り口付近や、目に付き易い所に並んでいる。
まだ情報を持っていない人は、いきなり専門フロアに行かないから
まずはそこにある作品を手に取る。
既に↑のように情報を持っている人も、そこに並んだ作品と
自分のニーズが大体一致するから迷わずそれを手に取る。

直接レコ屋じゃなくてamazon等のサイトで買う場合。
親切な事に、最近のサイトでは、ある作品を閲覧すると、
それを見た人、買った人は、他にこんなものを買ってます、
などと頼んでもいないのに勧めてきます。
これはとても便利ではあるけれど、ある観点から見ると、
非常に危険であると思う。
大袈裟に言えば、思想の強制である。
あなたはこういう物が好きで、他の人もこうしてるんだから
これを買いなさいと。


ここからが私が一番言いたい事なんだけれど、資本主義というのは
自由であるように見えて、実はとても不自由なシステムである。
今回書いている内容で言えば、このからくりは一つの仮説として
提示する事が出来る。

まずレコード会社があって、売り込みたいアーティストがいる。
さてどうしようかと考えたら、メディアを通じて訴求するのが
一番効率的である。
例えば歌番組に出す。
ここで一つ加わった。テレビ局である。
民放は経営上どうしてもスポンサーが必要だ。
そこでスポンサー契約をしたレコード会社のアーティストを
出演させる。
当然メディアでの露出の高いアーティストの作品は注目を浴び、
売れ行きも、視聴率も伸びる。
ここでレコード会社とテレビ局の思惑が一致する。
もちろん雑誌やラジオ、ネットも同様だ。

更にもう一つ加えよう。
ライブである。
ライブというのは、CDやレコードからは得がたい体験を出来る
ものである。
ライブをするにはレコード会社だけでなく、興行会社も大きく
関わってくる。
もちろんチケットを販売する会社も然り。


結局のところ、一人のアーティストを売り込む為には、ものすごい
綿密な策略があり、消費社会において消費が集中するというのは
非常に都合の良い事なのである。
それはもちろん効率化とコストカットである。
その為には、あらゆる手段でもって消費者の趣味嗜好(思考)の統一を図る。


最初に書いた、偶然が幾ら続いても必然にならないというのは
この事である。

レコード会社→販売店及びメディア、ライブ、興行会社、
チケット販売会社…、挙げていけばキリがないが、消費の裏には
売れる為の図式が非常に巧妙に作られている事は明白である。
最終的にお金を出す消費者(それを買った人)も含めて
悪循環が絶たれる事は無い。


結局何が言いたかったのかと言うと、そんな消費社会に
個人の趣味嗜好が牛耳られているというのは、平等性から見ても
価値観の多様化という観点から見ても、やはり納得のいくものではない。


ちなみに私の書いているブログの検索ワードの一位は、
洋楽入門、誰でも聴ける洋楽、初めての洋楽等々、
軒並み一緒である。
それだけ、ソースへの需要が高いという訳だ。
それでも確かな信頼性を持つソースが無いのが現状である。
この情報化社会において、情報過多という皮肉。

残念な事に私が今紹介している(特に後半以降)作品は
とても聴き易いとは言えない。
しかし、何度も聴いてもらえれば、その人の価値観を
大きく変えられる自信はある。

別に、↑で挙げたような作品やアーティストが悪いとは言わない。
しかし世の中にはまだまだあまり知られていない珠玉の作品が
たくさん眠っているのも事実である。
それらを提案するのがレコード会社やメディアの本来の在り方だと思う。
さて、前回のブログにも書いたように、これからは
全ジャンルから、選りすぐりの名曲をご紹介していきます。

色々悩んだのですが、今回はPost Rockをご紹介します。

さてここでPost Rockとは何ぞや?
といった疑問があがってくるかと思いますが、私自身どういう風に
言い表せば良いのか分からないんです。
前にも書きましたがRockの定義は?って聞かれたら
皆さんどういう風に答えますか?
ギターが歪んでいて、ライダースジャケットを…
なんてステレオタイプな答えはしないかと思いますが、
多かれ少なかれ戸惑ってしまう事でしょう。

しかし自分でPost Rockを紹介しますと言った限り
説明責任があるので簡単に答えましょう。

いずれRockと呼ばれるであろうRockです。
って完全に直訳ですが、つまりRockというジャンルや音楽性を
度外視して、新しい音楽の可能性を追求した音楽の総称です。

イマイチ上手く言葉で言い表せないので、実際に聴いてもらいましょう。


さて記念すべき第1回目のアーティストはMice Paradeです。
オススメのアルバムは『True Meaning Of Boodleybaye』です。
誰でも分かる洋楽入門-True Meaning Of Boodleybaye


オススメの曲ですが、
『A Dance By Any Other Name』です。

アルバムの冒頭を飾る名曲。
Mice Paradeのショーの始まりです。

『My Workday In May』

展開がとても素敵です。

『My Funny Friend Scott』

これはこのアルバムの一番の作品かも。
最高に気持ち良いです!

『Trudging Through The Freshly Cut Grass』

後半のノイズやボーカルがとても気持ち良いですが、
その音の手触りはMy Bloody Valentineを彷彿とさせる感じですね。
こんなところにまで首を出すMy Bloody Valentineのすごさ、
影響力の大きさを改めて思います。


かなり聴き易く、且つクオリティーの高い傑作だと思います。
と言ってもこれは彼の1stアルバムなので
まだまだ荒削りな部分もありますが、
初期衝動というものが作品全体に満ち溢れてますね。
そして驚異的な事にハズレ曲が一曲も無いです。
今回もかなり絞ったのですが、それでもこれだけあったので、
是非アルバムを買って全曲聴いて欲しい作品です。


さてPost Rockを紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
と言いつつ、実は以前に書いたUSロック編で紹介した
アーティストや作品はほとんどがPost Rockだったんです。
例えばTortoiseなんてPost Rockの代表選手です。
なのでPost Rockというジャンル名だけ新しく付けましたが、
実は既出な訳です。
まあ、どんな音楽だろうが良いものは良いという事で。


さて次回はどんなジャンルを紹介しようかまだ決めてませんが、
素敵な音楽をお届けします。

ではでは。
何だか最近、下らん事をグタグタと書き続けていたので、
そろそろ本分に戻らなきゃという訳で、今回は
久方振りですが、素敵な音楽を紹介します。

今回は日本のTechno界の重鎮、竹村延和をご紹介します。
洋楽入門なのに?って下らんツッコミはやめましょう(笑)

いや本当のところ、日本人ってTechnoを作るのが、
すごい国民性に合ってるんです。
かなり前のブログにナショナリティーは関係無い云々書きましたが、
遺伝子レベルで考えればやっぱり全く関係無い訳では無いんです。
むしろ大有りかなと。
前書いた時は、国の志向性ではなく、情報量という意味で書いた訳で。
と必死になってますが、まあやっぱりお国柄はあるという事で
許してもらえませんかね(笑)


はい、前置きが長くなってしまいましたので早速紹介しましょう。
オススメのアルバムは『10th』です。
誰でも分かる洋楽入門-10th


そしてオススメの曲は『Perch』です。

アルバムの冒頭を飾る何とも気持ち良い作品ですね。


あと『Murmer Of The Day』

スリリングな雰囲気を持つ異色の名曲。


番外編ですがTortoiseの『TNT』のリミックス。

オリジナルに勝るとも劣らない素晴らしい出来です。
以前にオリジナルをご紹介しておりますので、
聴き比べるのも面白いでしょう!



このアルバムって外れの無い傑作です。
あんまり、これもあれもって紹介しても鬱陶しいかなと思い、
2曲に絞ってみました。
興味を持たれた方は是非ご購入下さい。


冒頭でも少し触れましたが、日本人はTechnoを作るのに向いてます。
何だろう、プログラミングする能力に長けていたり、細かい繊細な
作業をするのに向いているんですかね。
Technoの本場と言えばドイツなんですが、ドイツと日本人って
すごい似てるんですよ。
真面目だったり几帳面だったりと。
まあ、話し出すと長くなるのでここらへんでお暇(おいとま)
させて頂きますね。
お茶漬け出されそうです。(京都では帰ってくれの合図)


お茶漬け続きですが、ご覧頂いている方もそろそろTechnoに
飽きてこられたんじゃないかと思いますので、これからは
全ジャンルからランダムに小出しにご紹介していきます。
もちろんTechnoもUSロックもUKロックも紹介しますが、
出来る限り、未知の音をご紹介したいと思っていますので
是非是非、ご覧下さい!


ではでは。
午前3時過ぎ。

闇が空を支配し、ほんのりと秘密めいた空気が漂う。
良識のある人間はこんな時間に起きてはいない。
ただ過ぎた日を思い返したり、これから起こるであろう何かに
少し甘美な希望を抱いて夢の世界へと足を踏み入れる。

私は、起きている。
そしてこんな訳の分からない言葉を綴っている。

いつの頃からか私は完全に夜に、闇の世界に魅せられてしまった。
理由なんて幾らでも挙げられるけど、挙げる意味など全く無い。
そう、太陽の下で照らされる偽りの世界なんかより、
不確かだけど、こんなにワクワクする無限大の可能性を秘めた
この世界の方が私には心地良い。

そもそも光が映し出す世界なんて信じていない。
私達は視覚に頼り過ぎているのだ。
それがどんな匂いで、手触りで、
弾いたらどんな音がするかなんて考えてもいない。
ましてや想像するなんてもってのほかだ。

頭がおかしいって言われても構わない。
私はこの限りなく広がる闇の世界で生きていく。
例え、君がそれを恐れたって、
私の手を離さなければ闇に消えゆく事は無い。
大丈夫、みんなが信じている事なんて、幾千もの星の一つに過ぎない。
こうしている間にも、新しい命が生まれ、失われた歴史は、
記憶の中で生きていく。

急ごう。
もう少しで太陽が闇を食い尽くしてしまう。