箱根駅伝 金栗杯の選考プロセス | 趣味のブログ(空想特撮シリーズ,マラソン,トレーニング,中高年の健康管理など)

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100年目を迎えた年始の箱根駅伝のほとぼりも冷めてきたところでしたが、各大学の駅伝監督の会議が開かれたようで、原晋監督の発言が記事になっていました。

箱根駅伝の最優秀個人賞である「金栗四三杯」を投票制にすべき、という発言です。

 

報知新聞のweb記事

ttps://hochi.news/articles/20200121-OHT1T50026.html

 

3年前にも原監督が箱根駅伝の全国化を提案したことがありましたが、確かこのくらいのタイミングであったと思います。

 

「金栗四三杯」というのはいわゆるMVPとして最も活躍が際立っていた選手を選考し、レース後に、関東陸連から授与する個人賞です。

2004年(平成16年)の第80回大会から創設されていて、基本的には1名、一度だけ(2007年)2名受賞した年がありました。

 

箱根駅伝のルールには内規(ナイキではない。。。)があって公開されています。

24条に「最優秀選手に金栗四三杯を授与する」という規定がありますが、その選考プロセスなどは不明です。記事によると、原晋が投票制の導入を提案しているということなので、少なくとも現在、投票制ではないということでしょう。

ttps://web.archive.org/web/20070108121927/http://www.kgrr.org/event/2006/kgrr/83hakone/83naiki-new.pdf

 

今年の金栗杯は、2区で区間新を出した東洋大学の相澤選手に贈られたのですが、報道などによると、その理由は「10年以上破られていなかった記録を破った。1時間6分を切ったことを高く評価。」ということです。

 

相澤選手は通算18人目の金栗賞受賞者となりますが、区間新が頻発した今回の大会の個人賞選考は結構難しかったのではないかと想像します。

実のところ自分は、相澤選手が受賞というのはこれまでの大会での選考理由を踏まえるとちょっと意外でした。

 

過去18人とも区間賞を獲得していて、その上で区間新を出している選手が過半数を占めています。MVPなのでまずこのあたりは前提条件としてあるのでしょう。

特に規定はないですが外国人選手が受賞したことはありません。

例年、区間新はせいぜい2つか3つくらいしか出ないのですが、今年は7区間で、計11の区間新が出ました。大学別では東洋大学が最多の3つ、青山学院大が2つで、他の6校が1つずつです。

区間新でも2位、3位ではMVPとは言えないのと、外国人の前例がないということを踏まえると候補者は6名。

2区、相澤選手(東洋大)のほか、4区の吉田選手(青学)、5区の宮下選手(東洋大)、6区の舘澤選手(東海大)、7区の阿部選手(明治)、10区の嶋津選手(創価)。

 

過去の選考理由を見ると、このような数値の記録に加え「ごぼう抜き」「長らく破られていなかった記録の更新」などがあります。

この点で相澤選手は2区の記録を11年ぶりに塗り替えたのですが、実は10区の嶋津選手はこれを上回る13年ぶりの更新でした。

 

もう一つ、過去の受賞理由として多いのが個人としての活躍だけでなく「チーム全体に貢献した」という点があげられます。

前回(第95回)大会の小松選手(東海大)の場合は大学の初優勝に貢献、その前、94回大会の林選手(青学大)の4連覇に貢献、といった感じです。

この点で東洋大学は3人も区間新を出していながら総合10位、危うくシード落ちするところでした。また、東海大学も連覇を逃したこともあり、他の3人の中の誰かかなあ、あるいは今年は2人かも?と自分は予想していたのでした。

実際のところ、相澤選手という結果に異を唱える人はあまりいないのでしょう。区間新がたくさん出たがために今年の選考はなかなか難しくなってしまったということもあると思います。

原晋監督がいうような投票制度が最善であるのかはわかりませんが、オリンピックの選手選考と同レベルと言わぬまでも、世の中の関心が高い箱根駅伝、この種の選考プロセスについても外部からの指摘を待つことなく自主的に明確化していくというのは良い姿勢であると思います。