池井戸潤の小説をドラマ化したTBSの「陸王」が終わってから早や3ヵ月になります。
老舗の足袋屋がランニングシューズに奮闘する模様は多くの人々に感動を与えその余韻は未だ衰えていないようです。
主役級の方々はもちろんのこと脇を固めた俳優さんたちが活躍されているのは嬉しいですね。ドラマで埼玉中央銀行の行員役だった風間俊介さんはNHK大河ドラマ「西郷どん」に抜擢,同じく埼玉中央銀行の融資課長役だった馬場徹さんは「陸王」の同枠次作「99.9」に出演されています(前クールからの継続ですが)。
大規模なエクストラを登用してのマラソン大会のシーンなど見応えがありました。これにはドラマ設定の舞台とされる埼玉県の行田市ほか,愛知県の豊橋市など多くの協力があったそうです。もともと足袋づくりを産業としていた行田市にある「きねや」という足袋屋さんがモデルになっているようです。自分は埼玉と縁があるので知っていましたが行田の街はそれほど有名ではなかったと思います。おそらく陸王によって一気に全国に知られる街になったのではないでしょうか。ドラマのロケ地になったことで経済効果もかなり大きいとか。観光協会のHPを見たらドラマのシーンの細部まで紹介されているようです。
↓行田市観光協会のHP
ttp://www.gyoda-kankoukyoukai.jp/rikuoulocation.html
地元を知る者として行田といえばさきたま古墳なのですが,ドラマの反響を一過性にとどまらせることなく地ビールづくりなど観光面でも熱心に取り組まれているようです。
陸王はランニングシューズを素材にしていただけに陸上関係者などにも注目されましたが,主要各社の商品の競争も激化し,シューフィッターのモデルとなったとされる三村さんの記事も多く見かけるようになりました。
小説「陸王」のドラマ化により盛り上がっている行田市ではもともとハーフマラソンの大会が開催されていました。ドラマでもこはぜ屋のメンバーが駅伝を走るシーンがありましたが,行田の主要な観光地=ドラマのロケ地をめぐるコース設定です。30年以上続いているこの大会,最近は4月の第一日曜に開催されているようで,今年は「陸王杯」と冠して4月1日に開催されます。
エントリーしたかったのですが,気づいた時は定員に達していました。4月1日というのはちょっと参加しづらい。〆切より早く定員に達したのはドラマの影響かなと思います。
参加できないのは残念ですがニュースに注目したいと思います。