青春18きっぷで東海道本線を上る2 | 旅一郎のブログ

旅一郎のブログ

国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


Yahoo!推奨ダイヤで蒲郡乗り換えとなっていた浜松行きはなんと8両編成。この区間で8両は大垣(米原)直通の快速くらいだ。

とはいえ国鉄時代なら6〜8両がデフォルトなので驚く事でもないけれど。

車内は国鉄時代のようにからからで素晴らしく快適でした。


壺屋の稲荷寿司が500円から610円になった分を吸収してくれました。


ボックス占有で稲荷寿司と遠江(浜名湖)を楽しませてもらいました。


浜松乗り換えで自笑亭の蕎麦にも惹かれますが、時間がない!


乗り換えた平成東海本線の標準仕様ロングシート3両編成トイレなしの旅を楽しみます。


昭和は長ったので、一言で昭和といっても大正文化デモクラシーから一気に昭和恐慌そして戦争へいった時代と占領下、戦後の高度成長期(ほとんどの人のイメージの昭和はこの時代)と高度成長が終わり安定期、国鉄で言うと第二次全盛期から転落への時期。

僕の言う昭和はまさにその昭和47〜59年です。

国鉄が史上最低運賃で国民生活の向上に資する一方、自身は身銭を切って僕もボロボロになっていった時代です。


それでも鈍行はガラガラで今よりずっと楽な旅ができた。


戦後混乱期や高度成長のような混雑もなく、余裕のよっちゃんで旅ができた。


まさに鉄道利用者にとって国鉄史上最高の時期だったのだろう


昔と変わらぬ大井川


静岡の伝統駅弁東海軒の幕内を買うため、改札外に。


後で知りましたが、ホームの蕎麦屋でも弁当が買えるとのこと。


蕎麦を食べます。

そこに蕎麦屋があるから。

かけそば330円。

どうせならここで弁当を買えばよかった。


由比の富士は見えなかった。



沼津。

いい駅だ。

桃中軒の蕎麦屋もやってた!

ここで食べるべきだった!

しかも弁当もあるやん。


ここでふと気づきました。

JR東海は車両デザインも統一し他社に先駆け食堂車を無くした(その代わり車販はある)、ブルトレを無くしたり(でもサンライズはある)

などどんどん先に進むので面白くないと思っていましたが、いつの間にか、他社の方がもっとつまらなくなり、繰り上げ当選している。

車販やロングシートでも鈍行旅行ができるのは実は東海が最後になるのではないか?


つまり、最終的にはJR東海が最高になるような気がする。






裏切らない東海軒の弁当。

価格は780円→930に。




東京。



今回、熱海からグリーン車を使いました。

つまり青春18きっぷ2410円+1000円


3410円です。

でも僕は高いとは思いません。

なぜなら上のチャートを見てください。

日本円の「本当の価値」を示すグラフです。

日本銀行のHPに載っています。

通常の円ドルや円ユーロの単独通貨の比較ではなく、貿易シェアを加味した主な通貨に対する日本円の価値(=使いで)を表しているので、より実態に近いものです。


グラフより国鉄末期は85ポイント、現在は55ポイントなので円の価値は86年と比べ64%まで落ちています。


当時の18きっぷ1回分が2000円

それに0.64の逆数を掛けると、あら不思議。3125円と今日僕が乗った3400円とニアリーイコールになります。


そう考えると、東海軒の幕内は86年時点で600円

今937円が妥当なので、ピッタリです。


問題はーーーーーー


日本人の給料が上がっていない。

額面は据え置き、手取りにすると、下がっています。


一体どう言う事???