旅の「満足度」そのものは、普段の旅行並み(またはそれ以上)だったが、「航空券チケットの高額」を考えると、もっとコスパにはこだわるべきだった、というのが結論だ。
あと1日あれば、帰りの航空券料が10万安くなり、同時に、やってみたかった自然体験のアクティビティも出来た可能性が高い。
もっとも、予定は早期に決めねばならないので、所詮タラレバ論なのだが、準備のリサーチ不足だったことは認めざるを得ない。

実際のところ、旅行を「コスパ」で考えるという視点は今まであまりなかった。
海外は経験値が少ないだけに特に。
無論、航空券自体は安いに越したことはない。

一方、国内の場合は、そこそこルーティンが固まっている。
「移動日抜きで正味3,4日あれば十分満足できる」という流れで。
人からは「短くない?」と言われることもあるが、自分の場合、あまり「長く遊ぶ」ということができない。
飽きてしまうのだ。
旅の「最適の気分展開期間」というのが、「3-4日なのだ。
(あるいは、仕事込みのワーケーションなら、長期滞在・長期移動もいずれやってみたい)

しかし、これはあくまで「国内に限って」のことだった、というのが今回の旅の反省点の一つだ。
「期間と距離のスケール感」を見誤っていたし、「疲れとストレス、その回復期間の必要性」も見落としていた。
「その1日」があれば、「旅のコスパ」を最大限に引き出せていたかもしれない。
が、これはやはり、「旅の目的と目的地」が絞り込まれてる必要もあった、という点でも、あくまで結果論のタラレバに過ぎないのだ。

気づいたことは、「旅行」は個人にとっては純粋な「消費」活動に当たるが、自分にとっては「投資」に似た側面が強いということだ。

「どこに行くか、何をするか」よりは、まず「適切なタイミング」だ。
旅というのは、必ず何かの「転機」になっていく。
それは、「人生」のステップに必要な活動だ。
だから、「行くべき時」を外してはならない。
それから「場所」だ。
「行くべき場所」は、基本的には知らない場所に行くことが殆どだ。
そこで「知らない歴史」を掘り起こす中で、必ず次に行くべき道のヒントが見えてくるものだ。
または、その時未熟で分からなくても、ストックしておけば、きちんと採掘し直すタイミングが再び来る。

「やること(アクティビティ)」から、「場所」を決めるという順序もある。
今後は、よりその比重が高まっていく。

「旅」の「投資」としての精度、パフォーマンスを意図して高めに行く時が来たのだ。