トルコが世界一の親日国と言われる理由 | 世界一周写真館~World Travel Photo Gallery
「トルコは世界一の親日国」


一度くらいは耳にした事があるかと思います。



なんでだろう?!

って事で調べてみました。


そしたらその裏には

超感動できる物語

があったのです!!



ちょっと長くなりますが

ハンカチをご用意してお読みください☆







エルトゥールル号遭難事件


1889年7月14日

オスマン帝国(その一部は現在のトルコ)皇帝は

訓練不足だった海軍の練習航海を兼ねて特派使節を任命し

656名を木造艦「エルトゥールル号」で日本に派遣した




翌1890年6月7日

11ヶ月をかけてようやく横浜港に到着したエルトゥールル号は

熱狂的な歓迎を受け日本国の国賓として三ヶ月間滞在していた




皇帝からの指令を受け

首都イスタンブールへ帰路に就く事にするが




長い航海における船の消耗などから

台風の時期をやり過ごしてから

帰路に就く事を日本国側から勧告される




しかし

1890年9月14日

皇帝からの指令通りエルトゥールル号は横浜港を出港した




2日後の

1890年9月16日

木造艦エルトゥールル号は台風の強風にあおられ




現在の和歌山県串本町樫野埼灯台下の岩礁へ激突

22時半頃に沈没した




生存者は数十メートルの断崖を這い登って灯台守に遭難を知らせ

灯台守の通報を受けた串本町の住民たちは

総出で救助と生存者の介抱に当たった




この時、台風により出漁できず

食料の蓄えもわずかだったにもかかわらず

住民は浴衣などの衣類、卵やサツマイモ

非常用のニワトリすら供出するなど

献身的に生存者たちの救護に努めた





その結果69名が救助されたが

死亡•行方不明者587名という大惨事となった





これを聞いた明治天皇はこの遭難に大いに心を痛め

政府として可能な限りの援助を行うよう指示した




各新聞は衝撃的なニュースとして伝え

多くの義捐金・弔慰金が寄せられた




こうして遭難者に対する支援が政府をあげて行われ

69名の生存者は一旦東京に送られ




遭難事故の20日後の

1980年10月5日に東京から出航した日本海軍の二隻の軍艦により

翌年の1891年1月2日にイスタンブールに送り届けられた




この話題は全土に広まり

小学校では社会科に当たる授業で子供達に教育され

民間レベルの友好と親善の始まりとなった






そして約100年後

今度は日本がトルコに感謝しなければならない出来事が起こる



日本人216名を救ったトルコ航空機


イラン・イラク戦争中の1985年3月

イラクの大統領サダム・フセインは



「今から40時間後をタイムリミットとして

これ以降終戦までの間イラン上空を飛ぶ航空機は

軍用機であろうと民間航空機であろうと

いかなる国の機体であろうとすべて撃墜する」




と布告した。




イラン在住の外国人達は慌てて空港に向かったが

満席で多くの人達が取り残された




世界各国は自国民を救出するために救援機を出し

自国へと退避していったが

日本政府だけは素早い決定ができなかったた為

空港には216名の日本人が取り残された




自衛隊は海外へ派遣する事が出来なかった為

外務省は日本航空に緊急の救援機派遣を求めたが

「帰路の安全が保証されていない」

ことを理由に、派遣を断られる




困り果てた在イラン日本大使館の大使は

日頃から親交のあったトルコ大使館の大使に窮状を訴えた




それを受けたトルコ大使館の大使は


「エルトゥールル号遭難事件の恩を返す時が来た」



っと言い

トルコ航空に対し

空港に残された日本人を救うよう要請した




するとトルコ航空はすかさず航空機をイランの空港へ派遣し

残された216名の日本人全員を乗せ

タイムリミットの1時間15分前にトルコ領空へと退避させた




この時、なぜ全く関係の無いトルコ航空機が空港にやって来て

日本人全員を乗せてくれたのか

空港にいた日本人はもちろん

日本政府もマスコミも知らなかったと言う





その後、技術協力、経済協力、トルコ北部大地震の被災地への支援など

日本とトルコの親密で良好な関係は徐々に築かれていく事となったのである










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ーーー追記2016/11/5ーーー

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