たべもののこえ・プロデューサーの竹中聰子(おかん)です。
食・料理・メディアの専門家として、〝台所から世界を見つめるコミュニティ作り〟を目指して活動しています。
今週は、料理教室【包丁人のルール】〝串を打つ〟かつおのタタキ丼を作ろう!開催ウィークでした
(迫力満点のカツオ火入れ中



〝串を打つ〟という、日本に昔から伝わる料理技術。
家庭ではなかなかやることはないですが
その技を一度体験したならば、病みつきになるという、そのシンプルな料理法
古来から受け継がれてきただけあって、魚がびっくりするほど美味しくなります
お料理学校時代に、魚に串を打ってたくさん焼いていた日々があったというのに、改めて串を打つと、魚焼きグリルやフライパンなんかでは到底なしえない美味しさがあることに驚きで

来ていただいた方は、
「私の知ってるアジじゃな〜い」と驚いてくださり



最近はアニサキス問題もあり、売られているかつおのほとんどは解凍したものが多いのですが、ちゃんとした技術があれば、生のかつおも美味しくいただくことができます
もう、こんなん家で作れたら、食べに行かれへんわ〜と思うほど
そして、こうして昔から大切に伝えられているお料理の技術があるからこそ、日本はお魚の国でいられたんだということを、まさに実感したひとときでした
もちろん、高性能の魚グリル焼き機で、お魚を焼くのもいいけれど
そして最近話題の、魚焼きグリル活用術も、試す価値はあるけれど
串があったら、いつものお魚が大変身するんです
「母にもこの味を食べさせたいから、帰りに焼き網と串を買って帰る〜」と言ってくださる方もいて
この包丁人のシリーズで、包丁やまな板や色々なものを買ったという方もいたりで
私はいつから、金物屋の回し者になったのだろうと、振り返るここ最近ですが(笑)。

漁師さん、仲買人さん、お魚屋さん、そしてお魚に感謝して
本当にごちそう様でした