[東京 8日 ロイター] サントリーホールディングス(大阪市)の佐治信忠社長は8日、キリンホールディングスと行っていた経営統合交渉打ち切りについて記者会見し「理由は統合比率」と述べた。サントリー側は「50対50」という対等合併を基本とする考え方は変えていなかったという。
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■キリンHD
売上 2.3兆円
営業利益 1,300億円
純資産 約1兆円
■サントリー
売上 1.5兆円
営業利益 800億円
純資産 約4,200億円
誰がどう考えても、50:50の企業評価にはならんだろう。ブランド力や成長性の面でもキリンHDの方が一歩リードしているような気もするし。対等合併させて、新会社の株式の50%弱をサントリー創業家一族が所有する、、、なんて事はインチキでしかないと思う。
それを佐治社長は対等合併って。。。佐治社長はどういうロジックで「対等」を主張していたんだろうか?
そりゃ、まとまるわけないわ。破談するべくして破談。加藤社長の英断だと思う。しかし、そもそも、そんなに主張が乖離しているのに統合交渉が外にもれているのはどうか?と思う。ひそかに接触して、水面下で破局してくれていれば、いろんな無駄が省けたものを。