鳩山首相献金問題:邦夫氏へも母の資金 30億円の一部、趣味にも
 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)を巡る偽装献金問題で、実母からの資金は実弟の鳩山邦夫元総務相側にも提供されていたことが関係者の話で分かった。実母は08年までの5年間に自らの口座から計約30億円を引き出し、うち約9億円を由紀夫氏側に提供していたが、この30億円のうち一部が邦夫氏側にも提供されていたとみられる。

(中略)

 邦夫氏の資金管理団体「新声会」の04~08年の収支報告書によると実母は毎年、政治資金規正法上の上限である150万円を寄付していた。邦夫氏の事務所は「担当者がおらずコメントできない」と話している。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091202dde041010004000c.html

===================================================================毎日新聞ニュースより


鳩山母が鳩山兄弟の政治団体に多額の資金を貸付ていた問題で、コメンテーターが、「鳩山さんは実家の身銭まではたいて政治をしてるんですね~」的なコメントをしている馬鹿がいたけど、世の中的には、贈収賄でもないし、実家のお金なんだから軽微な問題というふうに見えてるんだろうか?故人の名前を使って献金という形式で資金を無税で贈与しており、どっからどう見ても、巨額な脱税であるのに、これが修正申告だけで許されるんなら、やったもん勝ちやん。


親の政治団体の資金は実質無税で子供が引き継げるので、鳩山母世代の資産が政治団体への貸付という形でマネロンされ、いつのまにか兄弟世代のお金になっていて、今後も相続税がかからないというスーパースキームが完成されているように見える。


お金をあげてた&もらっていた本人達は事情聴取すらされないとの事。


ちなみに、タクシー会社社長の相続税法違反事件の場合、一審では懲役4年の実刑との判決が出ている。控訴審中っぽいので、確定ではないと思うが。


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【2007年3月22日】 相続税巨額脱税でトモエタクシー元社長に懲役4年・罰金7億円──地裁判決(3月22日)  実父の遺産を海外口座に隠し相続税約24億9000万円を免れたとして相続税法違反(脱税)罪に問われたタクシー会社「トモエタクシー」(大阪府守口市)元社長、西井良夫被告(62)の判決で、大阪地裁の川合昌幸裁判長は22日、懲役4年、罰金7億円(求刑懲役5年、罰金10億円)の実刑を言い渡した。相続税の脱税事件の罰金としては過去最高とみられる。

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