子どもの頃から、「変わってるね」とよく言われた。

私はそれが嫌だった。

だから、一生懸命『普通』になろうと努力してきた(一応)。

大人になって「変わっててもいいや」って思ったけど、
やっぱり『普通』になろうと努力している自分がいた。

類は友を呼ぶとか、同調性とか、

普通になれば多くの普通の人が集まると思ってそうしてきた。

万人受けする人間を目指していた。

なるべく浮かない格好をし、

なるべく皆に合わせて行動する。

周りを見てなるべく外れないように気を付けてきた(一応)。

そんな努力もむなしく、
これまで別に普通の人が集まってきたわけでもないし、
逆に変わった人がたくさん集まってきたわけでもない。


先日ある人が言ったの。

『日本人はみんな同じように見える』って。

同じような格好をして、同じような顔(化粧)をして、
同じような場所に行き、同じようなことを言う。

だから、何かを言ってその人が喜んだら、
同じことを他の人に言えばいいんだ、て。

「私も?」って聞いたら、そうだって。

くやしかった。

ずっと普通を目指してきたけど、
あなたもみんなと同じって言われたら妙に悔しかった。

矛盾してるけど、悔しかった。

それに『普通』を演じてきたけど、
これまで別に普通の人が集まってきたわけでもないし、
逆に変わった人が集まってきたわけでもない。


じゃあ、方向転換しよ。

『普通』を演じるの辞めよう。

『自分らしく自由に生きよう』

それで離れていく人がいてもいい。

それでも一緒にいてくれるなら、その人のことを大切にしよう。

多くの人から好かれなくていい。

本当に大切にしたい人がいればそれでいい。

また一つ本当の自分に近づいた気がする。

Thank you for everything.