新しい体操がない
どんな体操をすればいいのかわからない
そんな声をたくさん聞きます。
迷ったら
医療現場で使われている評価法を参考にすればいいのです。
評価法は動きが確立されています。
「その動きをすれば理にかなっているんだよ」
とお墨付きがすでについています。
ですから評価法の動きをそのまま体操に応用します。
体操の途中に異変や変化がみられれば、
そのまま評価として記録することもできるので一石二鳥です!
今回は、
口腔体操に新しい提案を。
口腔体操はパタカラ体操が有名ですが、
パタカラ体操とは違った摂食・嚥下に関する体操を紹介します。
誤嚥や嚥下障害に対する評価法の中に
反復唾液嚥下テストというものがあります。
反復唾液嚥下テスト(RSST)
◆方法
唾液嚥下を30秒間繰り返してもらう。
「できるだけ何回も飲み込んでください」と指示。
のど仏のあたりに指をあてて嚥下の有無を確認する。
◆評価
30秒間に2回以下の場合、嚥下開始困難、誤嚥が疑われる
3回以上の場合は、ほぼ問題なし
この反復唾液嚥下テストをリハビリ体操に応用します!
例えば口腔体操の最後に、
①「喉に手を当てて見てください。
今日は唾を飲み込むときの、喉の動きを感じてもらいます。」
30秒計測しながら
「唾を出来るだけ何回も飲み込んでください」
「唾を飲み込んだ数を自分で数えてくださいね」と声かけ
②「2回以下だった方?」
と声かけし、
手が挙がった人がいれば、改めて個別でテストを行う。
POINT
『喉の動きを確認すること』『飲み込んだ数を確認すること』を
自分でしてもらうことが大切です。
意識して喉の動きを確認してもらうことで、
飲み込みに対しての関心を高め、誤嚥の予防につなげていく。
たったこれだけです。
「30秒時間を計りながら、唾を飲み込んだ数を数える」
新しい体操を考えるのは大変です。
でも臨床現場で使われている評価法の動きを1つ入れるだけで
体操+評価にもなる。
ぜひお試しあれ!
人生のラストに笑いと生きがいを
介護エンターテイナー石田竜生でした☆
「こんなセミナーは初めて☆明日からの仕事にワクワク!」
☞セミナー・講演会のご依頼はこちらから☜
志高い仲間を募集中!
日本介護エンターテイメント協会HP
介護エンターテイメント協会Facebookページ
レクリエーション・体操の悩み共有しましょう!
レク・体操の情報交換会【Facebookグループ】