パタカラで終わらない口腔体操 | 人生のラストに笑いと生きがいを(株)おふとん (一般社団法人)介護エンターテイメント協会

人生のラストに笑いと生きがいを(株)おふとん (一般社団法人)介護エンターテイメント協会

芸人・舞台俳優の作業療法士が高齢者レクリエーションのコツを、全国100ヵ所以上で開催したボランティアの経験からお伝えします。笑いに特化した高齢者レクリエーション研修・リハレクトレーナーはコチラ。株式会社おふとん・介護エンターテイメント協会ブログ。

新しい体操がない

どんな体操をすればいいのかわからない

 

そんな声をたくさん聞きます。

 

 

迷ったら

医療現場で使われている評価法を参考にすればいいのです。

 

評価法は動きが確立されています。

 

「その動きをすれば理にかなっているんだよ」

とお墨付きがすでについています。

 

ですから評価法の動きをそのまま体操に応用します。

体操の途中に異変や変化がみられれば、

そのまま評価として記録することもできるので一石二鳥です!

 

今回は、

口腔体操に新しい提案を。

 

 

 口腔体操はパタカラ体操が有名ですが、

パタカラ体操とは違った摂食・嚥下に関する体操を紹介します。

 

 

誤嚥や嚥下障害に対する評価法の中に

反復唾液嚥下テストというものがあります。

 

反復唾液嚥下テスト(RSST)


◆方法
唾液嚥下を30秒間繰り返してもらう。
「できるだけ何回も飲み込んでください」と指示。
のど仏のあたりに指をあてて嚥下の有無を確認する。
◆評価
30秒間に2回以下の場合、嚥下開始困難、誤嚥が疑われる
3回以上の場合は、ほぼ問題なし

この反復唾液嚥下テストをリハビリ体操に応用します!

 

例えば口腔体操の最後に、

 

①「喉に手を当てて見てください。

今日は唾を飲み込むときの、喉の動きを感じてもらいます。」

 

30秒計測しながら

「唾を出来るだけ何回も飲み込んでください」

「唾を飲み込んだ数を自分で数えてくださいね」と声かけ

 

②「2回以下だった方?」

と声かけし、

手が挙がった人がいれば、改めて個別でテストを行う。

 

POINT

『喉の動きを確認すること』『飲み込んだ数を確認すること』を

自分でしてもらうことが大切です。

意識して喉の動きを確認してもらうことで、

飲み込みに対しての関心を高め、誤嚥の予防につなげていく。

 

 

たったこれだけです。

 

「30秒時間を計りながら、唾を飲み込んだ数を数える」

 

新しい体操を考えるのは大変です。

 

でも臨床現場で使われている評価法の動きを1つ入れるだけで

体操+評価にもなる。

 

 

ぜひお試しあれ!

 

 

 

人生のラストに笑いと生きがいを

介護エンターテイナー石田竜生でした☆

全国のべ100ヶ所以上で開催!
こんなセミナーは初めて☆明日からの仕事にワクワク!」
☞セミナー・講演会のご依頼はこちらから☜

志高い仲間を募集中!
日本介護エンターテイメント協会HP
介護エンターテイメント協会Facebookページ

レクリエーション・体操の悩み共有しましょう!
レク・体操の情報交換会【Facebookグループ】