1992年にRomantist Tasteが発売されて今日で 25年、
というわけで朝からタワレコにアルバム取りに行って一日中騒いでいましたが、
タイトルの通りです。そんな私は、
イエモン結成の年に生まれて、
デビューの時はまだ小学生でもない、
初めてチャート賑わせた追憶や太陽が出た頃私ポケモンに夢中でしたし、
リアルタイムではイエモンより先に吉井さんソロの「CALL ME」に出会って、
この曲とイエモンが結びついたのはまだ先の話、
高校の頃はポルノとアジカンとUVERが好き。
そんな世代を生きていた為、正直イエモンを好んで聴く様になったのはここ数年。
そんな自分が人の事は言えませんが、
イエモンの知名度ってめちゃめちゃ低いんだなぁって思わされる出来事が。
会社の後輩や年下の友人(主に20代前半)は「イエモン」にピンと来ないみたいで。
「え?お茶ですか?」と言われた時は私もうおばちゃんになったのかと悲しくなる。
ただ「イエローモンキー」と略さずに言えばピンと来たらしい。そういうものか。いや、どういうものか。
同時期に流行ったラルクやGLAYはみんな知ってるけどイエモン知らない人いるのは恐らく、2004年〜2015年は解散してたからですよね。
私の人世代下の人たちはこの期間、中高大で青春フィーバーして一番音楽聴く時期ですからね。
イエモン解散周辺はラルクの自由への招待とかGLAYの天使のわけまえでフィーバーしまくってたやつもいますからね、私ですけどね。
というわけでいつになく前置きが長すぎて収集つかなくなりそうなので、
そんな、イエモン世代では無いけどイエモン知らない世代でも無い、高校時代バンド界ではバンプアジカンエルレが流行ってた私が、
バンド好きだけどイエモン知らない、な若い世代の子に向けて好き勝手イエモン語っちゃう、というブログです。迷走の予感しかしませんね、はい。。
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と言えどイエモンは去年紅白に出場して、更にCDJにも参戦してるんで、
要は夜ダンや雨パレやヤバT見に来た人たちの目にも止まってる可能背がある。
不思議とイエモンがこの若手もなかなか多いロックフェスに参戦していることに違和感ないんですよね。
いや多分これラルクやGLAYがもし出るんなら、なんか空気違うよすげーよってなるかもしれないけど、いやイエモンも十分すげーよってなるけどさ、
でも、良い意味で若手ロックバンドに馴染んでる気がするのはきっと、
イエモンがJ-POPよりも「バンドサウンド」な印象が強いからだと思う。
ある方のブログにて、イエモンが「媚びない音楽」である事を話されてたんですが、本当そう思う。
2016年に復活したイエモンですが、この曲を聴いたら、
サウンドが現代っぽくなりながらも、この懐かしいメロディライン、当時と変わんないですね!
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●JAMという曲。
イエモンの代表曲のひとつで、96年発売。
バンド聴きまくってる今の高校生は生まれてないみたいです。びっくりです。
初期ファンはこの曲が売れすぎてあんまり・・・みたいな人もいると思います。
だけど、たぶんこの曲知らない人が多い。
そして私はやっぱりこの曲が1番です。
人生において心打たれた歌詞は?みたいな質問されるとやっぱり真っ先にこの曲の、以下のフレーズが出て来ます。
-外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに
乗客に日本人はいませんでした いませんでした いませんでした
僕は何を思えばいいだろう 僕はなんて言えばいいだろう
こんな夜は 会いたくて 会いたくて 会いたくて
君に会いたくて 君に会いたくて また明日を待ってる-
このフレーズで曲が終わります。
私が最初に衝撃を受けたのは実は社会人になってから。いい大人がいきなり号泣したんです。
でも多分、もし子供の頃にこのフレーズを聴いても、正確に伝わらなかっただろうなぁと。
せいぜい飛行機のくだりで社会問題として衝撃を受ける、でも結局人ごとで終わりそう。
大人になった今、飛行機のくだりでその後「君に会いたくて」に流れるところ、ここだったんです。
変化球?いや違う、孤独な大人や、孤独な若者の心情。
TYMのセリフではないけど、「自分はここにいる」事を証明したい、そんな想いが見えてくる。
多分この主人公は自分のことがわからないけど、自分がここに存在してることを証明したいんだろうなぁ。
乗客に日本人がいなかったこと、ニュースキャスターや世の中が自分勝手だったことを伝えたかったわけじゃなく、
文字通り「何を思えばいい」のか解らない。寂しい、切ない、君に会いたい。
・・・って色々書いて見たいけど、結局この曲の感想をうまく言語化できない。
とりあえずこの表現に勝る曲はやっぱりないと思う。
だけど、やっぱり知名度は低い。イエモンの代表曲はやっぱりバラ色の日々でしょうか。
だって、日本の代表曲ってこんな感じ。
ラルクでいうHONEY、GLAYでいうHOWEVER、宇多田ヒカルでいうFirst Love、浜崎あゆみでいうSEASONS・・・が代表曲ならJAMは暗すぎる。
でも現代人がこの曲の歌詞でどう捉えるかは知りたい。というわけで何も考えずにとりあえず聴いてみてください、みたいな(笑)
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●「歌謡曲ロック」の始まり
2000年中期の9mm、バクホン、椿屋あたりにいわゆる”歌謡曲ロック”という称号がついてるんですが、
むしろ、初代歌謡曲ロックってイエモンじゃないですか・・・?と言わんばかり。
公式的についていませんが。。偶然にもこの3バンドはみなさんイエモンに影響されてるんですよね。
私の敬愛する9mmもちゃっかりこんな事を。ちなみにCALL MEコラボはカラオケDAMで歌えます。
イエモンの昭和っぽいながら現代っぽいかっこよさもあるサウンド、メロディラインはまさに歌謡ロックそのものじゃないですかね。
特にこれ。もう全体的にザ、歌謡曲。サビで一気にこみ上げたものが爆発するこの気持ちはなんだ。苦しいこの恋よ(相手は音楽的な意味で)
これとか。熱いのに、どこか優しくて温かくなるのはきっと歌謡曲だから。。。
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●大人なのかピュアなのか解らないラブソング
個人的にですが、こういう歌詞のギャップというか、バランスが大好きだ!っていうやつ。
イエモンと言えばエロティックな大人の恋愛の歌詞が特徴でありますが、
でも時たまその合間に純粋な恋心が伺えるようなフレーズを入れてくる曲があり。
・追憶のマーメイド(2回目)
-眩しい身体にこの胸を焦がして
溺れてくどこまでも 時を止めたまま
海より激しく苦しいこの恋よ-
眩しい笑顔にこの胸を焦がして
溺れてくどこまでも 強く抱いたまま
海より深くて苦しいこの恋よ
二人は記憶に永遠の鍵をかけ
さよなら真夏に燃えて終わる恋よ-
切ない一夏の恋じゃないですか。
こういうの書いてセンスが光る、かっこいいって思うのって吉井さんかサザンの桑田さんしか知りません。
・TACTICS
-激しくLady Ah gimmme your love
妖しくLady Ah I need your love
たまに見せる優しい笑顔が
嘘か本当かわからない-
るろ剣の主題歌なので若い世代で知ってる人も多いのでは?
この主人公間違いなくめっちゃ恋してますよね。もう色々通り越して可愛くないですか。
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●やっぱりザ・バンド!って思わせされるサウンド
これはすんません、私の紛れもない趣味です。
バンドに1、2曲はあって固定ファンが騒ぐようなクオリティ。私もそうですが、重たいバンドサウンドのロックバラード好きなら絶対これ!
しかしまぁJAM並みに重いですが、これもまた、なんでこんな歌詞書けるんだ!って感動した曲。というか沈んでる時聴いたら結構やばいです。おとなしく土の中で待つ、ってなる(笑)
これもサウンドかっこよすぎるやつ。サウンドだけじゃなくAメロBメロの吉井さんの低音がまたかっこいいんだけれど。
個人的にイントロのベースが大好きなんだけど、ギターもベースもドラムも全部バランスよく聴いてる、絶妙なサウンド。
ポピュラーさはそれほどないけど、それでも何故か耳に残ってしまう曲ってあるじゃないですか。そんな感じです。
この2曲はもっと評価されるべきというかベストアルバム出て欲しかった(笑)
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●スタンダートな楽曲達
個人的趣味を語り過ぎてもあれなので、ポピュラーなやつを。
以前のファン投票で1位を果たした応援歌。
2位がJAMだったんですが、この曲が明なら、JAMが暗な感じですかね。
曲も親しみやすて歌詞も明るくて、これは現代の方にも人気ありそう。
これなんてかっちょよくないですか。福山が歌っててもおかしくないような。
現代のアマチュアの子達がコピバンやってたらめっちゃいいなぁって思う。
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とりあえずまとめると、
イエモンってめっちゃバンドなんだぜ!現代バンドにも通ずるバンドサウンドやってんだぜ!あととりあえずJAM聴いて、話はそれからだ・・・
ってのを伝えようとして結局まとまりきれなくて迷走してるというブログになりました;;
と言えど私自身があまりファン歴が長くないので、まだまだこれから素敵な曲に出会うかもしれません。
吉井さんが、”一生イエモン”、を宣言してくれたので、まだまだ活躍が楽しみです。。
あと再録ベストアルバムがかなりやばいんで、次のブログもまたイエモンになると思います(笑)