中野区K邸、内装下地完了しました。スタジオの音響は? | 建築家 田口知子の日常をつづったブログ
2017-04-27 20:34:19

中野区K邸、内装下地完了しました。スタジオの音響は?

テーマ:建築のしごと

ふと気づくる4月もあとわずか・・もうすぐGWですね。

 

中野区K邸は、内装下地工事が終わり、色計画、仕上げの確認など、現場での決定事項が目白押しです。スタジオと2階の床暖房の配管工事も無事完了しました。

 

スタジオの内装も下地工事が完了。天井の形ができてきました。

 

施主のKさんご夫妻が、地下のスタジオの下地の状態で試演奏される機会がありました。

 

内装仕上げとして、練習室として壁面を吸音仕上げに、音響的に反射音を残すかで設計時にはさんざん議論し、結局音響の専門家に相談した結果、全体の30%程度は吸音仕上げを入れる、という内容で設計しました。しかし、今回、施主のKさんご夫妻の希望によって、吸音をすべて無くしてもよいのでは?というお話で、一度現地で試演奏してみましょう、ということになりました。

ご夫婦の楽器がピアノとバイオリンということで、今回はピアノをバイオリンに関しては響きが強いほうが良い音になること、ピアノの練習で厳しければ、家具やタペストリーなど、吸音素材を置いて調整できる、ということで、建築的には床も壁面も天井も、すべてを木質系の板材で仕上げることにしました。

音楽練習室というのは、日本ではまだ吸音性能を重視する傾向がありますが、ヨーロッパで発展してきたクラシック音楽は、基本的には反射する石造の空間でその音色の真価が現れるようにデザインされているのだと、あらためて感じます。そのためには部屋の形やボリュームが重要で、天井をできるだけ高く波型に、また部屋の形を不等辺な異形で作ることで、音がバランスするように努力しました。

 

試演奏されたバイオリンの響きはとても美しく、小さいながらもちょっと素敵なホールになりそうで、わくわくしてきました。(*^_^*)

 

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