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2009-10-31 21:34:51

建築家 菊竹清訓氏の自邸「スカイハウス」の見学会

テーマ:建築コラム

先週の土曜日、建築家の菊竹清訓氏の自邸、スカイハウスの見学会に行ってきました。50年前に建ったものですが、今みても新しく、明快な空間構成を持った斬新な自邸です。


田口知子が日常をつづったブログ

随所に、日本的美意識と世界に通用する近代メタボリズムの建築の幸せな合致を見ました。菊竹氏が九州の水天宮の御子息であったことも、この建築の寺社風の縁側空間が生まれたことに関係があることを、初めて知りました。

 この住宅が建った当初は、家の下が5mのピロティー(軒下外部空間)になっていて、そこで客人を呼んでバーベキューをしたり歓談をしたりされていたようです。当時のビデオを見せていただいて、とてもにぎやかに歓談する風景の中に、今は大御所になられた建築家の方々が数多く映し出されていて、おもわず微笑んでしまいました。

 
田口知子が日常をつづったブログ
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 その日、81歳の菊竹先生がいらして、お話を伺うことができました。家について、語っておられたのですが印象的だったのは、「建築は、いつも社会的なものです。たとえ個人の家であっても人を招きいれる座敷がなければその建築は十分でない。日本の家は座敷を失ったときに駄目になった。家には30セットの食器を用意してあるべきなのです。」とおっしゃっていて、実際に長い間そのような生活をされていたことを伺い知る自邸、「スカイハウス」でした。おもてなし、をするのは奥様や女性達だったのでしょうし、そのような文化をささえた女性たちに深い敬意を表しつます。


田口知子が日常をつづったブログ お話される菊竹先生

社会や人、公共に対して、開かれた意識があるかどうかが、「建築家である」というあり方の根底なのだと認識し、81歳の菊竹氏のお元気な笑顔を見ながら深い感動を覚えました。

 

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2009-10-27 12:06:40

千駄木の家 オープンハウスを行いました。

テーマ:建築のしごと

先週の日曜日の午後に、クライアントのご厚意で、千駄木の家のオープンハウスを行うことができました。午前中には雨が降っていましたが、午後にはやんで、曇り空ながらなんとかお天気がもちました。

工事が遅れていて、3日前に、近しい方だけにメールでご案内したのですが、50人以上の方がお越しくださり、大盛況でした。

お越しくださった皆さん、ありがとうございました!

田口知子が日常をつづったブログ ルーフテラスの皆さん。


田口知子が日常をつづったブログ キッチンと書斎


夏の涼しさ、風をつくる建築、というテーマでしたので、暑い日が体験できるとよかったのですが、昨日は、窓をあけると少し寒いくらいでした。

 風を感じる建築について来られた方と話しをしましたが、「風向きは変化するので、いつも風を入れるのはなかなか難しいようだ」等、日本の建築家にとってはとても興味のあるテーマのようで、体験談で話がもりあがりました。

 「外からは閉じているのに、中に入ると、なんだか外にいるみたいな開放感ですね。」という感想をいただき、うれしかったです。ドイツ人の方もいらして、「なんでこんなに窓が多いのか?」と言われ、「日本の夏は蒸し暑くて風が大切なのです。」と説明したら「なるほどー」と新しい発見をしたように喜んでおられました。

 「インテリアは抑制の効いた上品な雰囲気ですね」という感想が多く、これはクライアントさんの人柄を反映しているのかな、と思いました。建築をつくる際、建築家はクライアントの要望や個性にシンクロします。建築家の村野藤吾氏が「建築家の個性は5%くらい、どうしてもにじみ出てしまうようにあらわれればよい」と言われていたことを思い出しました。

 自分は、まだまだエゴの強いところがありますし、表現も大好きですが、同時に使う人や土地、条件に呼応しながら、「インフラ」のように、普遍性を持つ建築をつくれるようになりたい、と願っているのかもしれません。 

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2009-10-23 20:25:55

都電荒川線と木の実保育園

テーマ:建築のしごと

昨日は、20年振りに、王子駅から都電荒川線に乗って「木の実保育園」の見学に行ってきました。ごとごとと、のんびり走る小さな都電は、道路と同じレベルを走っているので、家も木もほんとうに間近にあるのが不思議な感じです。車両も小さくて、なんだかタイムスリップしたような気分になります。


田口知子が日常をつづったブログ

ゆっくり動くことと、気持ちのゆとりは深いかかわりがあるような気がします。


この日は、これから設計を始める保育園の勉強のために、木の実保育園を見学させてもらいました。


田口知子が日常をつづったブログ 木の実保育園は住宅地の中にありました


木の実保育園は住宅地の中にある、小さな私立の保育園で、去年園舎を建築士の方に頼んで建替えたそうです。園長先生はとても暖かくおおらかな感じの方で、保育園のお仕事というのが天職のような方だな、と思いました。行き届いた管理と、やさしい楽しさが満ちていました。子供たちも保母さんも生き生きとした様子が印象的でした。保育園は、安全性や機能性が必要ですが、保母さんたちは本当にクリエイティブで、牛乳パックなどで家具でも何でも作ってしまうらしいです・・。保育園中にある掲示板や飾り物もすべて手作りで、どれも愛嬌があります。自分は保母さんになりたいと思ったことはないですが、実はとてもやりがいのある仕事だな、と改めて発見しました。

0歳から5歳まで、好奇心にあふれる子供たちが生活している家は、にぎやかでやさしい香りがします。子供たちは、私に向かって「何やってるの~?」「これは何~」とか、素朴にいろいろ反応してくれます。


田口知子が日常をつづったブログ プランターに幼虫を発見して大騒ぎしている子供たち。

子供の建築では、避難階段が滑り台であることも、あらためて発見。なるほど幼児は階段を急いで下りれないので、うつぶせにして滑り台を上から滑らせるそうです。階段のぼり降りは一つのイベントです。

田口知子が日常をつづったブログ お昼ごはんのためにみんなで階段を上がります。


子供のリズムで動いている空間のなかで、見学している自分の中にもゆっくりしたリズムが刻まれていくような気がしました。




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