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観ました。

ハタチの頃の私は、劇団四季にハマって、東京にいる頃はおこづかいをはたいて公演を観まくり、挙げ句、四季のオーディションを受けるべくダンスや声楽やらを習ったりしていました。
途中、イナダ組に出会い、まったく毛色の違うお芝居を始めてから少しずつその熱が冷め始め、美女と野獣の初演を観て、「なんか違うかも…」と思い観なくなり、今に至ります(笑)

観なくなったのが1995年くらいなので…。。。17年ぶりくらいの劇団四季!!
ある意味楽しみに臨みました。
いろんな舞台を素直な気持ちでは観られなくっている今の自分。
どんな風に感じるのかしら…と。

演技的には多少の違和感を感じたりもしたし、ツッコミどころはいくつかあったものの(笑) 楽しんで観る事が出来ました。
まあやっぱりすごいわね。

四季劇場は初めて行きましたが、赤を基調とした外観やロビー、客席は、札幌にいる感じがなんだか全然しなくて、現実から遠ざけてくれる。ワクワクする。
そうだ、四季みたいな大きなミュージカルを観に行った時のこのちょっと贅沢しているような、特別な感じが好きだったんだ…と思い出しました。観劇には大事なことだ。

ライオンキングはアニメの方が大好きで何度も観ました。
ザズやティモン、プンヴァ、ハイエナなどの人形はディズニーのキャラクターのまま作られている感じでよかったな。
操ってる役者さんを見ていいのか、どっちを見ていいのかわからなくなったけど(笑)
役者さんの声も吹き替えかと思うほどバッチリハマってました。

子シンバと子ナラは達者な子役さんが演じていました。
シンバの方の男の子は、お芝居とかやったこともなくて、空手をやっただけの子だそう。
一生懸命お稽古したんでしょうね。
とにかく可愛かった。

四季の方に(実はオシゴトの関係で観に行ったのですが)今はスカー役で下村尊則さん(劇団四季でもそうとうベテランの俳優さん。私が名前わかるのはもうこの方だけだったな。ジーザス~の時のヘロデ王の下村さんが素晴らしかった)が出てらっしゃるので必見ですよと言われていたのですが、やはり貫禄やオーラが圧倒的に違いました。
見応え充分!

大人ナラ役の女優さん(実はうちの上司のお子さんの幼稚園の先生の娘さん(笑))が素敵だったあ!
小柄なんだけど、強さもあり、しなやかで可愛くて。
最年少でナラ役に大抜擢されたそうで。
数々の四季の主演女優さんを見て来た私でも(偉そうに言ってますが)良いんでないの?と思いましたよ。
他の役も見てみたいな。

舞台装置や演出はやっぱりものすごいです!!
特に、シンバがお父さんの事を思い出して、水?星空?(だっけ?)にお父さんの面影が浮かび上がる演出は、照明と装置の絶妙な効果で、「どうなってるのこれ?」とじーっと目をこらしてしまう程わけ分かんなくて凄かった!!!
ヌーの暴走シーンはどうやるんだろう、と心配してましたが(大きなお世話ですね)そうか、ああやったか。といった感じです。これも迫力あって良かった。



終わってから素敵上司にごちそうになりました。
こんなん食べました!!!これ一人分(笑)
ビッセの炙屋にて。

ODORI BISSE(大通りビッセ)
http://www.odori-bisse.com/


いろいろと本当に幸せな時間でした。

これを機会にまた観に行きたいな。四季。
お客さんの入りがちょっと淋しいのが気になりました。
超満員の時に観たらまた全然違うんだろうな。
もしまだ観てない方は一度行ってみたら良いと思いますよ。ライオンキング!

観ててずっと鳥肌たってました。
そのあと美味しいご飯食べてまた鳥肌たちました。
美味しいもの食べても鳥肌ってたつんですね(笑)

あー幸せだった。

あ、話は変わりますが劇団四季の会報誌ラ・アルプに我が高校演劇時代の大恩師、菅村敬次郎先生が文章を寄せていました。

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