雨が窓を打つ 私の胸に打つ
私は指を噛む せつなく指を噛む
あなた あなた あなた あなた
あなた ああ すべてがあなた
あなた あなた あなた あなた
あなた ラールルラルルルラ ルーラー
暗いお部屋で むなしく一人歌うのは
ああ ああ あなたのブルース
夢で逢う人も 逃げてゆく幻も
昔の想い出も明日の希望も
あなた あなた あなた あなた
あなた ああ すべてがあなた
あなた あなた あなた あなた
あなた ラールルラルルルラ ルーラー
抑えきれずに激しく泣いて歌うのは
ああ ああ あなたのブルース
悪い癖でふと思いついて でも以外な反響で驚いたりとまどったり・・・
「雨が窓を打つ 私の胸に打つ」 「わたし」ではなくて「アタシ」です
ここがポイントです矢吹健さんも藤圭子さんも そう歌っている
「おんな」の決意みたいなのを感じる 綺麗ごとだけじゃないんだよ 人生は
そして「せつなく指を噛む」 「あなた・あなた・あなた・・・」執拗なリフレイン
「暗いお部屋で」「抑えきれずに」歌う「あなたのブルース」
暗くて切ない でもこれは「歌謡曲」の世界 「文学」とは別の世界