前より積もってるし❄



散々見せつけ、帰りは

抱いて帰って屋敷に戻った。



で、どうするの?


いや、放っておく!


アッパがイ・セクは頭の良い男だって

言ってたけど、とんだ見当違いね。



お父さんの言ってた事に間違いは

ないと思うぞ?

だから、放っておく。

イ・ジェヒョンを吊るしあげる!

其処で、どう出るかだ。

ウンスは、人を溶かす薬を作れるのか?


うん、まあ、量によるけど、

火傷を負わせる事はできるわよ。


何が必要だ?


硫黄と硝石かな。

木炭があれば、爆薬くらいは、

作れるわ。


は?爆弾も作れるのか?


昔、家の畑で実験して、

作物をふっ飛ばして、アッパに

怒られた事があるの。


何故?其処まで?


どれ位の量でどれ位の破壊力が

あるのかなぁ〜って。

これでも成績はいつもトップ

だったのよ?

そういう実験もやりたくなるわよ。

硝石を多くして、液体を抽出すると、

火傷で済まないわ。

でも、とても危険だから、自分の

肌に触れたら、大変よ?


四年間も典医寺をそのままに

できるのは、力のある奴だ!

イ・セクとて何もできなかったのは、

イ・ジェヒョンだからだ!


でも、徳興君の子だったら、

王族の血を引くと言うことよね?


恐らく違うであろう。

子をつくって、徳興君の子だと言う

企てだろう。



でも…イ・ジェヒョンって、60後半?

そんな能力ある?その…


俺はウンスとならば、死ぬまで

満足させる自信はあるぞ?


ウンスはその劇薬の作り方を

ウダルチに教えてやってくれ!


ヨン…妓楼にいくの…

たぶん…興奮剤?此処では媚薬?

を使ったかもしれないわ。

ヨンに使われたら?


馬鹿だなぁ。俺は妓楼には、

行かぬと約束したであろう。

ここは、トクマンの出番だ!

喜んで引き受けるだろう。





ほんとに行かない?


俺の妻は疑り深いな?

ヒョイと抱き上げ寝室へ連れて行った。



散々二人でのぼり詰め、

お腹に手をやるヨン。


騒がしくしてすまない。


プッ。今更、何を言ってるのよ?


いや…ちと激しく…。

ウンスが悪いのだぞ?

その…胸もまた大きくなったし、

感じ易くなった。

四年だぞ?まだまだ足りない位だ!




ねえ?トクマン君一人で大丈夫なの?


いや、チュンソクにも行かせる。


えっ?チュンソクさんって、まだ独身

だったの?


ああ。


だって、もうオジサンでしょ?


ああ…イムジャには言っておらんかったが


イムジャが毒に打ち勝って目覚めた朝、

キチョルが暴れたんだ。


俺は思うように剣がもてず、トルベが

止めろ!と言うのも聞かず

キチョルに挑み、殺された。

チュンソクは、何もできなかった

自分を責め続けて居るようだ。


うそ…そんな…。だから、トルベさんが

居ないの?


笑って逝きおった。


それって、私のせいでしょ?

キチョルが探していたのでしょ?


いや…イムジャのせいではない。

俺のせいだ。

しかし、イムジャを連れて来い、

帰さないと言った王のせいでもある!

イムジャは此処に来るのを嫌がった。

俺が王命だからと、無理やり連れて

来て、帰すと約束したのに、

地固めの為に、また王命で

帰さなかった王のせいだ!

だから、今度は逆手に取る!

俺が王命を出す!ラピスの後継者として

イ・セクとイ・ジェヒョンを

貶める!

王が俺を天界へ行かせた事で

何もかも変わったのだ。

だから、イムジャのせいではない!


うん…


だが…イムジャが居る事で、

俺は心を持っていかれた。

イムジャの事ばかり考えるように

なったのは、此処に居てくれたからだ。


うん…私も…最初は帰りたいと

思って、テジャンを刺したわ。

でも、テジャンの顔を見ないと

不安だった。


たまには、テジャンと呼ばれるのも

いいものだな?


じゃあ、ずっとテジャンって呼ぶ?


いや、それは勘弁してくれ。


旦那様は我儘ね?


やっと妻にできたのだ。

此処でウンスと呼べるのは俺だけだ。


それから二人は今後の策を

綿密に話し合った。




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トクマン〜恐怖の妓楼よぉーーっ!